フランスで医療従事者に6万円か18万円のボーナスを支給
4月15日、フィリップ首相は、新型コロナウイルスの管理に携わった医療サービス従事者の全員に、500ユーロか1500ユーロ(約6万円か18万円)のボーナスを支給すると発表した。
この援助は、非課税で、5月に支払われる。速い。
オリヴィエ・ヴェラン厚生大臣は、1500ユーロ支給の対象となるのは、最も疫病の影響を受けた30の県で働く人たち、そして108の医療施設の人たちであると述べた。他の医療関係者は、500ユーロとなっている。
さらに、対象者の残業代は50%アップされる。
この措置により、医療従事者は、2000ユーロ(約23万円)以上のボーナスを受け取ることになる人もいる。
フィリップ首相は、今回の対象には入っていないが、高齢者介護施設で働く人々にもボーナスを考えていると述べた。
首相は、何よりもすべての医療スタッフの信じられないほどの献身のおかげで、この疫病に対処できていると語った。
日本でも早急に実現してほしい。
世界各国の対応を見ていてつくづく思うのは、このような非常事態には、常日頃の社会のあり方の長所と欠点が、あからさまに現れるということだ。でも、国の差を越えて、政治体制や民族、文化の違い、そんなすべてを越えて、人間として必要なことを実現するために連帯できたら、と願っている。
<コロナ危機での日本の現状>
◎看護師に「危険手当を」 日本看護協会、新型コロナで要望書提出(JーCastニュース)
◎「無給医」も新型コロナ患者治療の前線に 医師不足のため(NHKニュース)
<コロナのせいでこうなったのではない。元々そうだったから更にひどくなったのだ>
◎「無給医、少なくとも2191人」の衝撃~医師の視点~(Yahooニュース/2019年6月)
◎4人に1人が無給医 大学病院勤務の医師、ネット調査(朝日新聞/2020年2月)
人々からの感謝の拍手
以下のビデオは、「20時になったらベランダに出て、医療従事者に感謝の拍手をおくる」という新しい習慣の様子だ。
フランスで始まったこの「連帯」は、イタリアへドイツへ、トルコ、セルビアへ、そして世界へと広がっている。サッカー選手のネイマールも、ブラジルから登場する。最後はフランスの上院。日本でもやりたい!!やりませんか?
◎世界の様子。タイトル「医療従事者とみんなで連帯」
◎パリの様子