【京都市右京区】アジア・アフリカの子どもたちへ届け3000食 中高生らが一斉におにぎり食べて給食支援
学校法人永守学園京都先端科学大学附属中学校高等学校の生徒たちと教職員約1300人が10月3日(木)~11月16日(土)の「おにぎりアクション2024」期間中におにぎりを食べて写真を撮影する取り組みを行っています。2024年10月29日には、同校で中学校全生徒と高等学校国際コースの生徒らが一斉に撮影をおこないました。
「おにぎりアクション2024」は、日本の代表的な食である「おにぎり」の写真をハッシュタグをつけてSNS(Instagram、X、 Facebook)に投稿するか、あるいは特設サイト(外部リンク)に投稿すると、 1枚の写真投稿につき給食5食分に相当する寄付(100円)を協賛企業が提供し、 認定NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントできる取り組みです。
アフリカ・アジア諸国では飢餓の蔓延率が高く、特に東アフリカでは、人口の3~4人に1人が栄養不足とされ、 3人に1人の子どもが発育阻害の状態にあるといいます。 TABLE FOR TWO International では、地域全体の貧困比率が特に高い地域の子どもたちに学校給食を届けているのだそう。
2015年に始まり、毎年、10月16日「世界食糧デー」を記念して実施されているこの取り組みは10回目。2023年までの9回の開催で、累計185万枚の写真が投稿され、約1017万食の給食が届けられているといいます。同校では2015年からその趣旨に賛同し活動をしていて、5年前にはTFTおにぎりアクションアンバサダー校(現・おにぎりフレンズ)に任命されています。
2024年は、生徒ら自身が企画運営して、おにぎりシーン撮影と同校食堂のカフェファイにて、チュモッパやタコスなど4か国の「世界のおにぎり弁当」が販売された他、海外留学先でのおにぎりシーンの撮影や校内写真フォトコンテストなどが行われています。
2024年の企画統括を担当したエルファレッタレイナンさん、川端悠愛さん、久保田莉子さん、田村奈々さんはともに高等学校国際コースの1年生です。「ポスター制作やみんなの意見を聞きながら、おにぎり弁当のメニューを考えたり、おにぎりポップを作ったりと大変なこともあったけどやって良かった。もっと全国の高校生たちにも広めたい」と話します。
国際コース3年生の竹口慶さんは、2023年にカナダに7か月留学して活動に取り組んできました。「留学先の人たちも、おにぎりでこんな貢献ができることに感動してくださいました。外国で日本の文化を広めることが出来て嬉しい」と語って下さいました。
11月16日(土)まで行っているプロジェクトですので、みなさんもこの機会に参加してみてはいかがですか!
※生徒の撮影掲載許可済み
京都先端科学大学附属中学校高等学校(外部リンク) 京都市右京区花園寺ノ中町8 075-461-5105