日本経済への起爆となる デフレからインフレへの転換/バフェット効果の商社株に今から投資すると遅いか
シンガポールから東京に来ていますが、インバウンド向けの高級ホテルではソフトドリンクやビールが1杯2000円以上と値上がりしたなと感じます。
テーマパークなども一人数千円を払うと並ばずにすぐに乗れるという選択肢を作っているところが増えました。米国のディズニーなどもこの方式です。選択肢は増えるものの、家族ではかなりの追加費用となります。
これまでは全ての人に平等としてきた料金体系が変わり、顧客を絞って高い価格を設定する企業も増えてきました。
日本のデフレからインフレへの転換は海外メディアでも大きく報じられており、この「変化」を受けて外国人投資家が日本の株式市場に投資をしています。
また、都心3区の不動産は特殊で、抽選で当たって数ヶ月保有しただけで大きな利益を得ている富裕層がいると聞きます。一等地の高級不動産ほどその傾向が高いです。
インフレによって、企業は商品やサービスの価格を上げることができ、従業員の基本給も上昇している企業も増えています。副業をしている会社員も増えており、女性誌の家計相談の読者の手取りも上昇していると感じます。
緩やかなインフレによって個人投資家は株式市場に投資をしやすくなり、また来年から改正予定のNISA(少額投資非課税制度)にとってより株式市場は後押しされる効果も考えられます。
そのまま円預金にしておくと、資産価値が目減りしていくので、投資先を探す必要があるからです。
長年、割安で放置されていた日本株ですが、この「変化」によってその価値が見直されています。外資比率が高まった商社やグローバル企業の株価が先行して上昇していますが、小型株なども今後の上昇余地はあるかと感じます。
その一方で値上げができない格安店や個人商店などでは安い価格を維持せざるを得ず、格差がますます開いているように感じます。不動産に関しても同じ東京23区でも値段が上がらない地域もあります。
品川区や世田谷区に住んでいた頃はスーパーや外食の値段も高いと感じましたが、山手線内でも上側だと物価がかなり安く、1ルーム6万円という賃貸も見受けられます。もちろん、千葉や埼玉に行くと更に安くなります。
長期に渡る粘着質なインフレによって消費者が疲弊する可能性がありますが、在宅勤務などが活用できる人は少し物価の安いエリアに移動をするのもありだと感じます。
スイスのプライベートバンク、ジュリアス・ベア・グループの「ライフスタイル・インデックス」2023年調査によると、ハイエンドな暮らしをする上ではシンガポールが最も高級だとわかりました。
1位シンガポール、2位上海、3位香港、4位ロンドン、5位ニューヨーク、6位モナコ、7位ドバイ、8位台北、9位サンパウロ、10位マイアミ、11位バンコク、12位ジャカルタ、13位パリ、14位チューリッヒ、15位東京です。
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