自然と「食費」が減る!食費節約の達人がスーパーで必ず買う“4つモノ“とは
あらゆるモノが値上げされている最近は、「食費の増加」に悩んでいる人も多いのでは?
そんなインフレ時代の中でも「いつも食費が安い人」は、どのように食費を節約しているのでしょう。
今回は、家計管理アドバイザーとして「この人は食費の節約が上手だなと感じる人」が「スーパーで必ず買っているもの」をご紹介します。
1 かさまし食材
最近は「肉」や「魚」といったメイン料理に使う食材の値上げが目立っていますね。
100gあたり50円値上がりしているものを500g購入すると、250円の値上がりですから、1日250円×30日で1ヵ月約7500円の値上がりになります。1日分ではわずかな金額でも、ひと月にすると大きな値上がりになっているものです。
とはいえ、いくら値上げが続くとは言え、使う食材の量を減らし、食事量を少なくするような食費の節約まではやりたくないという人が多いのではないでしょうか。
そこで、値上げが続く今でも、無理なく食費を安くすることに成功している人が、必ずと言っていいほど買っているのが「かさまし食材」です。
例えば、「厚揚げ」「じゃがいも」「こんにゃく」「きのこ」「ちくわなどの練り物」など。
メイン料理として利用する食材をほんの少し控えめにする代わりに、「かさまし食材」でボリュームアップ。値上げでも、食べ応えのある献立を維持している人多くみかけます。
もちろん、もともと食事量の少ない人が同じことをしてしまうと、寂しい食卓になりかねません。
肉や魚の量を減らすのは「ほどほど」にとどめ、食べ過ぎを気にしている人が、ほどよい食費の節約につなげる程度に取り入れると効果的ですよ。
2 冷凍野菜
食費節約の達人が意外と上手に使っているのが「冷凍野菜」です。
一度に大量に消費し、すぐになくなるような野菜は、新鮮なうちに使いきれるのでまるごと購入した方が安く済ませられることが多いのですが、「少量だけをちょこちょこ使いたい食材」などは、実は使い切れずにしなびてしまうことも多いもの。
例えば、「ブロッコリーをお弁当のすみにちょっとだけ使いたい」などの時に、まるごとブロッコリーを購入すると、お弁当のたびにブロッコリーを購入する必要があり、結果として「食べきれない」ということもありますよね。また、「れんこん」「しいたけ」「にんじん」など複数の食材を利用する料理も、それぞれの食材が一回では使い切れず、なかなか冷蔵庫からなくならないということもあります。
このような「一度にたくさん使えない」「余らせてしまうと食べきれない」と感じる野菜は、少し単価が高めでも冷凍ものを利用した方がかえって安価なことも。
もちろん、そのような野菜も上手に使い切れるだけの料理のレパートリーを持つことも大切ですが、自分にとって「少量でないと使いにくい」と感じるものは、冷凍野菜にするだけでも、ロスが減り、食費の節約につながりますよ。
3 ストック食材
「パスタ」や「缶詰」など、常温で長期間保存できる「ストック食材」も、食費節約の達人の必須アイテムともいえるでしょう。
なぜなら、このような常温で長期間保存できる食材は、「今日はあるものでなんとかしたい」と感じる日に、わざわざ買い物に出かけなくても食事の準備を済ませることに役立つからです。
反対に、「無駄なものはひとつも買っていないのに、食費が高い」と感じている人は、買い物の回数が多すぎることが多いもの。
食費が高すぎることに悩んでいるなら、積極に取り入れたいのが「ノーマネーデー」です。このような時に、ストック食材があると役立ちますし、お家にある食材をフル活用し、お金を使わずに済ませる日を作ることで、食費の無駄遣いを減らすことができます。
ただし、とはいえ防災用品以外のストック食材を買いすぎるのは、賞味期限切れなどに気づきにくくなるのでNGです。「ストックしすぎ」にならない程度に、ストック食材を購入しましょう。
4 日持ちする食材
「玉ねぎ」や「ニンジン」など、「日持ちしやすい食材」というのも、食費節約の達人たちは必ずと言っていいほど食卓に取り入れています。なぜなら、日持ちする食材なら、一度に使い切れなくても、そのうち使い切れるから。
上記の通り、自分にとって「使い切れない」と感じる食材は冷凍ものなどを利用するのも一つの方法ですが、「少し時間があれば必ず使い切れる」という自信がある日持ちしやすい食材なら、まとめて大袋で購入してしまえば、単価が安く済ませられます。
反対に、食費が高くなりがちな人は、「総菜」など、すぐに食べられるものの、日持ちしにくいものばかりになりやすいもの。
「惣菜」などを利用して、目の前の食卓を何とか準備するだけになってしまい、結果として大幅な食費の増加につながってしまうことも少なくありません。
もちろん、忙しくて食事の支度ができないこともあるでしょうから、「総菜を利用してはいけない」ということではありません。
ただし、「総菜ばかり」になってしまうと、すべてを手作りしている人に比べ、どうしても食費が高くなりがちです。
このような人は、「総菜などを利用するのは良くない」と考えるのではなく、「食費の節約はしない」「節約は他のところで頑張る」などと割り切ってしまうのもひとつのの方法です。
まとめ
食費節約の達人は、値上げラッシュの最近でも、無理なく食費を節約するコツを心得ているものです。
もちろん、それでも値上げラッシュの影響がすべて消えるわけではありません。
しかし、まだ取り入れていない食費の節約方法があり、「値上げラッシュで食費が増加し続けている」と悩んでいるなら、参考にしてみてくださいね。
文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他