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【目黒区】「うなぎ 鮒一本店」でふわっふわのうな重と肝吸いをリーズナブルに満喫

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

目黒区内には有名な鰻屋さんがいくつかりますが、目黒通りがバイパスと分岐して一方通行になる場所にある「うなぎ 鮒一本店」もその一つです。

権之助坂商店街の中にあり、細長いビルの壁に大きく「うなぎ 鮒一」と書かれているので、日頃目にしているという方も多いのではないでしょうか。

今回は平日のランチタイムに訪問。女将さんとおしゃべりを楽しみながら、おいしいうな重をいただいてきました。

「うなぎ 鮒一本店」のイートインスペースは2階で、1階でテイクアウトも可能

歴史を感じる店構えの「うなぎ鮒一本店」。1階は焼き場とテイクアウト用のカウンターがあり、ドア一つ分の細い階段が付いています。

2階は食堂になっていて、イートインも可能。急な階段を登るとテーブル席が3つ、2人用が2つ、4人用が1つと全部で8席です。

おじゃました時はご年配の女将さんが1人でホールを切り盛り中でした。

権之助坂商店街にお店を構えて60年以上、目黒の街の移り変わりを見届けてきた「うなぎ 鮒一本店」

女将さんにどのぐらいここで営業されてきたのかを訪ねたところ、60年以上になるそうです。

「うなぎ 鮒一本店」がある権之助坂は元禄時代(五代将軍徳川綱吉公の時代)に開かれました。
その名前の由来は許可なく新坂を切り開いたことで処刑されることになった菅沼権之助が、この坂の上から村を振り返ったことからという説があります(参照元:目黒区ホームページ)。

権之助坂商店街そのものは比較的新しいそうで、戦後に少しずつ露店が立ち並び始めました。そして、1968年(昭和43年)に権之助坂商店街を貫通するように放射3号支線が開通。

「うなぎ 鮒一本店」は放射3号支線が開通する前からいまの場所にあった、というわけですね。

うな重のランク、「松」が一番安い「うなぎ 鮒一本店」

さっそく注文しようとメニュー表を見ると、うな重のランク「松竹梅」が逆のランクになっている!?

通常「松」が一番高くて、「梅」が一番安いというお店が多いと思いますが、「うなぎ 鮒一本店」では「松」が一番安く、「梅」が高くなっています。
しかし、もともとは「松竹梅」にランクはないそうで、なんとなく順列がそうなっただけの話。

なので、お店が自由にランクをつけてもいいわけです。

今回はどのうな重にも肝吸いが付くとのことだったので「松」にし、ついでに、家人にもお土産として同じ「松」のうな重をテイクアウトで注文しました。

このボリュームならかなりリーズナブル、「うなぎ 鮒一本店」のうな重

「うなぎ 鮒一本店」では1階の焼き場から2階の食堂まで、ミニエレベーターで運ぶ方式。注文した「松」うな重が到着しました。

女将さんが最初に出してくれたお茶が湯のみに並々と注がれていましたが、肝吸いもお椀に並々と入っています。この豪快さがちょっと嬉しい。

得した気分になりますね。おしんこもお皿いっぱいに盛り付けてあります。

一番安いうな重とはいえ、とてもボリュームがあります。このお値段でこの内容なら文句なしです。

うなぎは香ばしくふっくらと焼けており、タレも甘すぎず、どちらかといえばさっぱり系。ご飯の量とのバランスも絶妙でした。

肝吸いには柚子の皮が入っていて香りも最高。思いがけずリーズナブルなお値段でうな重をいただくことができました。

お土産はお吸い物付きだった「うなぎ 鮒一本店」

上写真は家人のためにお願いしておいた「うな重 松」のテイクアウトです。インスタントですがお吸い物も添えられていました。

お店で食べるのと変わりなく、ふっくら焼けたうなぎはとてもおいしかったと家人。テイクアウトの容器代はプラスになりますが、食堂が満席な場合はお土産として買って帰るのもいいですね。

うなぎでも気軽に食べられそうなお値段なのでまたおじゃましたいと思います。皆さんもぜひ!

【店舗概要】
うなぎ 鮒一本店Rettyページ
営業時間:11時30分~20時、水曜休み
住所:東京都目黒区目黒1-4-13
問合せ先:03-3491-9677

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史(関裕二先生のファン)。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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