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「huluを叩くな」 「3年A組」でアクセス殺到? huluダウンでも視聴者が“荒れない”ワケ

岡田有花フリーランス記者
日本テレビ「3年A組」公式サイトより

 ネット上での誹謗中傷やフェイク動画問題を扱った、菅田将暉さん主演ドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系列)が3月10日夜、最終回を迎えた。(※以下、最終回内容のネタバレあり)

 最終回では菅田さん演じる教師の柊一颯(ひいらぎ・いぶき)が、ネットで気軽に他人を批判したり、罵詈雑言を書き込む人に対して、「自分の親や友達に面と向かって言えない言葉を、見ず知らずの他人にぶつけるな。おまえのストレスの発散で他人の心をえぐるな」などと熱く語りかけ、視聴者を感動の渦に巻き込んだ。

 「hulu」では放送終了直後からドラマのスピンオフ編が配信されたが、アクセスが殺到したためか、つながりにくい状態に。hulu公式Twiterのリプライ欄には、障害を迷惑がったりhuluを批判する声はなく、「誰も悪くない。誰も悪口を言うんじゃない」「仕方ない」「お疲れ様です」「ゆっくり待ちます」「明日見よう」など、柊先生のメッセージを受け取ったユーザーから温かい応援の声が集まっていた。

 ネットやフェイク動画をテーマに据えたこのドラマは、放送のたびにTwitterで盛り上がっており、10日夜のTwitterトレンドでは「#3年A組」「柊先生」などが上位に。放送終了後には、huluでスピンオフ作品が配信開始されたが、アクセスが殺到したためか、huluが一時、つながりづらくなり、「hulu」もトレンドトップになった。

 huluの障害に対しては、柊先生のメッセージを受け取った視聴者から温かい応援の声が届いていたが、一部に罵詈雑言を書き込むユーザーも。最終回の最後に、学級委員・茅野さくら(演:永野芽郁)「あの事件で世の中が大きくかわったんなんて、全然なくて」というセリフもほうふつとさせる事態になっていた。

フリーランス記者

1978年生まれ。京都大学卒。IT系ニュースサイト記者、Webベンチャーを経て、IT・Web分野を軸に幅広く取材、執筆するフリーランス記者。著書に「ネットで人生、変わりましたか」(ソフトバンククリエイティブ)。

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