本田圭佑がプロレスラーに転向???WWE女子タッグ王者のアスカがラブコール
いよいよ今週末に迫ってきたレッスルマニア36。史上初の2日間開催となった同大会で、カイリ・セインとのタッグチーム「カブキ・ウォリアーズ」でアレクサ・ブリス&ニッキー・クロス組の挑戦を受けてWWE女子タッグチームのベルト防衛戦を控えているアスカが、ツイッター上で友人の本田圭佑のプロレス参戦案をぶち上げた。
女子プロレスラーだけでなく、ユーチューバーとしても活躍するアスカは、チャンネル登録者25万人を誇る「KanaChanTV」を運営。アメリカのスーパーで入手できる食材で日本食を作るなど、人気プロレスラーの素の姿が観られるのが人気で、視聴者の半数以上がアメリカからのアクセスで、インド、イギリス、オーストラリア、スペイン、日本など世界各国に多数の視聴者を誇る人気ユーチューブ番組だ。
アスカは友人の本田圭佑のツイッター・アカウントをダグ付しながら、「KanaChanTV」で本田と一緒に鍋焼きうどんを作ることを勝手に決めたとツイート。
フォロワーから「動画の伸びしろですよね」と尋ねられると、「ケイスケ本田にプロレスさせたら伸びる気がする」と返答。それを見た本田が「笑」とリアクションすると、「やったるでー」と日本代表のサッカーユニフォームを着た写真を投稿した。
4月3日(日本時間4日)に電話での共同インタビューに応じたアスカは、「(本田とは)もともと交流があって、久しぶりにツイッターでお喋りしてみました」と本田との関係を説明。「状況が収まったら、ほんまにブラジルへ遊びに行って、ユーチューブで一緒に鍋焼き(うどん)をやろうと思っています」とプロレス界とサッカー界のスーパースター同士によるコラボレーションを実現させると宣言した。
ちなみにツイッターのフォロワー数は本田が約100万人で、アスカも50万人を超えており、2人が世界的なスーパースターであることが伺える。
日本のサッカー界を牽引してきた本田圭佑は、実はプロレスと強い繋がりを持つ。
本田の祖父の弟はカヌー選手として1964年の東京オリンピックに出場した本田大三郎。その本田大三郎の息子は、フリースタイル・レスリングで1984年ロサンゼルス、88年ソウル、92年バルセロナと3大会連続でオリンピック出場を果たして、「アマレスの神様」と呼ばれた本田多聞。
本田多聞はアマレス引退後に全日本プロレスへ入団してプロレスラーに転身。小橋建太とのタッグで、GHCタッグ王者に2度輝くなどプロレスの世界でも活躍した。
「アマレスの神様」と血縁関係にある本田圭佑のDNAにもプロレスの刻まれている可能性は高く、プロレスラーに転身したら面白い存在だ。
日本のプロレスラーは大相撲とアマレスからの転身が多いが、本田多聞の師匠だったジャイアント馬場は元巨人軍の投手だったし、本田多聞が全日本プロレス時代に2度王者となったアジアタッグ王者に3度輝いた阿修羅原はラグビーの日本代表選手だった。
ドイツ代表のゴールキーパーとして南アフリカでのワールドカップにも出場したティム・ヴィーゼは、サッカー引退後にプロレスラーに転身してWWEのリングに上がっている。
本田圭佑がWWEのリングに上がるのは夢物語だが、WWEはこれまでに何度も夢のような話を実現させて大物をリングに上げてきた。
今回のレッスルマニアでホストを務めるロブ・グロンコウスキーはNFLのニューイングランド・ペイトリオッツでスーパーボウル3度の優勝に貢献したバリバリのNFLのスター選手だったし、過去にはドナルド・トランプ現大統領、モハメド・アリ、シンディ・ローパー、オジー・オズボーン、マイク・タイソン、ピート・ローズ、ウィリアム・ペリーらがWWEのリングに上がっている。
現実とファンタジーの境目が分からなくなるほどに極上のエンターテイメントを作り出すWWEならば、本田圭佑がリングに上がることは「絶対にない」とは言い切れない。