「肝臓が悪くなる」とどうなる?-"肝臓"の構造や働きを分かりやすく解説!-
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おがちゃん先生です。
今回は「肝臓」について解説していきます。
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肝臓ってどんな臓器?
「肝臓」は右上腹部にある大きな臓器で、成人では約1500gほどもあります。
そして、肝鎌状間膜というヒダによって、右側(右葉)と左側(左葉)に分けられます。
肝臓の下には「胆嚢(胆のう)」があります。
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肝臓の働き
肝臓は、様々な働きがあり「体内の大化学工場」のような存在です。
では、実際にどんな働きをしているのかみていきましょう。
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働き①:胆汁の生成
●肝臓は「胆汁」という"脂肪を消化しやすくする液体"をつくっています。
胆汁は、肝臓でつくられ▷胆嚢で濃縮して蓄えられて▷小腸(十二指腸)に分泌されます。
肝臓が悪くなってしまうと、胆汁の成分の一部(ビリルビン)が血液中に流出し「黄疸」が起こります。
※黄疸(おうだん)…皮膚や目が黄色っぽくなる症状
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働き②:栄養素の代謝
●肝臓は、糖を蓄えたり、血中に放出したりと「血糖値を一定に保つ」働きがあります。
また、肝臓は、アルブミンなどの蛋白質やコレステロールの合成もしています。
例えば、肝臓で合成される「アルブミン」は体内の水分バランスに関わっています。
なので、肝臓が悪くなると、アルブミンが減少し、水分バランスが乱れることで「むくみ」が起こります。
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働き③:有害物質の解毒
●肝臓は、アンモニアなどの有害な物質を「解毒」する作用があります。
そして、肝臓が悪くなると、解毒作用が低下し、アンモニアが体内に蓄積してしまいます。
これが脳に到達すると「肝性脳症」が起こり、脳の機能が低下してしまいます。
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その他の肝臓の働き
肝臓は、ここまで紹介した以外にも「ホルモンの不活性化」「鉄や脂溶性ビタミンの貯蔵」「アルコールの分解」などの働きもしています。
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最後に
このように肝臓はたくさんの働きをしてくれていて、とても大切な臓器です。
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しかし、肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、悪くなっていても初期は症状が現れにくいです。
だからこそ、定期的に健康診断をうけ、状態を把握することが大切ですね。
では、今回はここまでになります。
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おがちゃん先生について
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