必見!世界最大級のSEP船が建設…洋上の巨大風車 いよいよ風車の据付け工事開始【富山県入善町】
入善沖で洋上風力発電施設を建設しているSEP船が、いよいよ羽根を取り付ける作業に入っています。今回は、SEP船作業の最新状況を紹介します。
この洋上風力発電施設は、民間資本による一般海域での洋上風力発電としては全国初の事業です。大型の風車を3基設置し、一般家庭約3,600世帯分の電力が供給される予定です。
SEP船「BLUE WIND」
洋上風力発電施設の建設には、船から足が生えたような世界最大級のSEP船「BLUE WIND」を使用しています 。
この船は全長142メートルという巨大な船です。パワフルで驚異的なスペックを持ちます 。
4月上旬から洋上で基礎工事を開始したSEP船「BLUE WIND」。ゴールデンウィークあけの5月9日から本体の据付け工事に取りかかっています。完成は8月の予定で、9月からの運転開始を目指しています。
SEP船の作業
4月の作業風景です。土台となる黄色い部分を設置していました。作業には巨大クレーンを利用するため、クレーン技術も、ぜひ見てほしいです!
5月9日からは、白い柱部分を立てる作業が行われています。5月11日、高い柱の上で発電機を取り付ける作業中でした。性能の良い双眼鏡で見学しておられた男性によると、高い柱の上に立ち作業している様子が見えたそうですよ!
今後は、いよいよ風車の羽根部分を取り付ける作業です。船に巨大な羽根のような部品が積まれています。どのように持ち上げ、どのように柱とドッキングするのか楽しみです!工事日程が分かれば、必ず見学に行くのですが…。
富山県入善町横山沿岸で進む洋上風力発電施設の建設。船から足が生えたような珍しいSEP船のある景色をぜひ一度ご覧ください。世界最大級SEP船「BLUE WIND」の、今後の活躍にも注目したいですね。
最後に
今回、撮影に行った日は、石川県や富山県西部の城端からの旅行者など、遠方からSEP船を撮影するために来町された方などで大変にぎわっていました。
また、横山沿岸には、以前はなかった展望台とベンチが設置されていました。見たことのない珍しい風景に、みなさんは興味津々。ワクワクした表情で、ベンチに座りずっと沖を眺めておられました。
みなさんも、今だけのSEP船のある景色を見に訪れてみてはいかがでしょうか。
※SEP船に部品を積む作業は七尾港で行われるため、建設作業中以外は船を見られないことがあります。
【過去記事】
・世界最大級の「SEP船」登場
・悲報「黒部宇奈月温泉駅駐車場有料化」
・「春の全国交通安全運動」
SEP船による入善洋上風力発電建設
富山県入善町横山沿岸