黒部川で「流し網漁」によるサケの捕獲作業 サケの回帰に期待【富山県下新川郡】
黒部川内水面漁業協同組合の職員や組合員約40人が参加し、黒部川で“流し網漁”によるサケの捕獲作業が行われました。今回の記事では、黒部川でのサケ捕獲から採卵までを紹介します!
人工ふ化放流
日本のサケは3〜5年後に生まれ育った川に帰ってくる「母川回帰」という特性を持っていることが分かっています。黒部川内水面漁業協同組合では、この特性を活かし、人工ふ化放流事業を行っています。近年サケの減少が深刻化しており、人工ふ化放流が欠かせない事業となっています。
流し網漁
黒部川内水面漁業協同組合では、「流し網漁」でサケを捕獲しています。「流し網漁」とは、上流と下流から網で追い込む漁のことです。
下流では、竹の棒と網を利用した、平面状の“あて網”と呼ばれる道具を持ち、サケを待ち構えます。
上流からは、ウエットスーツを着た組合員が“流し網”を持ちながらサケを追い込みます。
最後は、“流し網”と“あて網”で、はさむように追い込みます。
追い込まれたサケは、タモを使い直接すくいます。
急流の黒部川は、夏でも水が冷たく水着では1時間も入水していられないような川ですが、秋の川ともなればなおさらです。組合員たちの勇敢な姿に感動しました!
「流し網漁」に参加した組合員の声
唯一の女性である石山さんにお話を伺いました。釣りが趣味だという石山さんは、「とにかく楽しいです。危険のない場所に配置してくれるなど配慮してくれますし、獲り方を教えてもらったり、フォローもしっかりしてくれます。(黒部川流域の)入善町に生まれたからにはサケを獲らないわけにはいかない(と思って参加しています)。」と語りました。
採卵
捕獲後、成熟したメスのサケから採卵をします。一尾の卵の数は約2500粒です。
採卵後、成熟したオスの精子をかけ受精させます。この後、卵管理~飼育を半年程かけて行い、2月中旬から放流予定です。
おわりに
黒部川内水面漁業協同組合では組合員を募集しています!黒部市と入善町にお住まいの方であれば、どなたでも加入することができます。興味のある方は、お気軽に黒部川内水面漁業協同組合にお問合せください。