Yahoo!ニュース

『興味のない話題を聞いているのがつらい』少しでも楽しむための考え方とは?

畠山仁美所作講師

まったく興味のない話題がつづいて聞いているのがつらい…。だれでも一度や二度、こんな経験あるのではないでしょうか。

どうせ聞かなければいけないならば、なんとか少しでも会話を楽しめたら…
今回は、そんなときに使える考え方を一つご紹介いたします。

好奇心には4種類ある

まず、好奇心の「方向」には、「広げる」「深める」があります。

タイプ1.【広げる】
いろんなことを知りたい、一つのことに興味を持って調べていくうちに周辺のことまでどんどん興味・関心が広がっていくタイプ


タイプ2.【深める】
表面的な理解では満足できず、自分の好きなことや関心のあることは徹底的に深く掘り下げたいタイプ

また、好奇心の「欲求」には、「冒険したい」「成長したい」があります。

タイプ3.【冒険したい】
行ったことない場所、会ったことない人、やったことないこと、など未知のモノにワクワクするタイプ


タイプ4.【成長したい】
自分の成長のために新しいことを学びたい、難しい課題に挑戦してみたい、など自分を高める機会を求めるタイプ

いわゆる「好奇心旺盛だね」と言われるのは、タイプ1の「広げる人」や、タイプ3の「冒険したい人」が多いのではないかと思います。

もし、相手が興味のない話題を延々と話しているとして、上司など軽く聞き流せるような状況でもない…。でも自分は、1や3のように知らないことに関心を持てるタイプでもない…。

となったら、残るはタイプ4の「自分の成長につなげる」です。

興味のない話題は自分の成長のタネに

たとえば、雑談力が高い人は話題が豊富です。広く浅く色々なことを知っていて、どんな人とでも気持ちよく会話ができます。

興味のない話題を相手が出してくれた時は、自分の雑談力を高めるための貴重な「話のネタ」を仕入れるチャンス。

「これも自分の雑談力・コミュニケーション力UP(自分の成長) につながるのだ」と思えば、ちゃんと聞いてみようかな、という気持ちが湧いてきます。

(私自身そのような心構えで、夫のサッカーの話を聞いています。)

タイプ1や3のように積極的に好奇心を持てないタイプだとしても、自分を磨きたい、成長したい、という向上心につなげれば、それが好奇心のタネとなります。

その小さなタネをぜひ育ててみてくださいね。

所作講師

日常の振る舞いを見直すことで、心・体・生活を整えるお手伝いをする所作講師。立つ・座る・歩く・物を扱う・挨拶する、といった日常あたりまえに行っている所作を通して、振る舞いだけでなく自分の内面も見つめ直すレッスンが好評。2011年の開講以来マンツーマンレッスンにこだわり、一人一人と向き合ってきた。ブログ【所作美人のヒント】では、バタバタと忙しい日々の中で、所作を通して自分を磨く考え方を発信。著書「一日一分からはじめる『おだやかな人になる所作の習慣』」

畠山仁美の最近の記事