人気観光地の路地裏にある隠れ家食堂で、1日10食限定の1000円海鮮ちらしを食べてみた。
おいしいものは地元の人に聞くのが一番。今回は人気観光地江ノ島で働くお兄さんに教えてもらった、路地裏にある食堂で食べた海鮮ちらしを紹介します。
住宅街の中にある食堂いのうえ
湘南の人気観光地江ノ島。周囲たった4kmのこの島には、いつも多くの観光客が訪れています。そんな江ノ島には2023年9月現在292人の人が住んでいます。
江島神社への参道入口に建つ青銅の鳥居手前を左に入る路地があり、そこから先は住宅街となっています。
賑やかな表通りと違い、まるで昭和で時間がとまったかのような静かな住宅街。家の前ではおじいさんやおばあさんが古い椅子に座り、ひなたぼっこをしています。観光客の姿もほとんど見あたらず、ここが江ノ島とはにわかには信じられない光景です。
目指すお店はこの路地を5分ほど歩いた先。
地元の常連さんが通う小さな食堂いのうえ。仕事で江ノ島を訪れ、お昼ご飯におすすめのお店を尋ねたところ、教えてもらったお店です。
1日10食限定!海鮮チラシ
お目当ては1,000円の海鮮チラシ。1日10食限定です。
店内はカウンターが8席、4人用のテーブルが3卓。あっという間に満席となってしまいました。
地元の漁師さんから届く地魚が食べられるお店。特に生しらすは網元から直にその日の朝とれたものを仕入れているそうです。この日は晴れていたけれど海がしけていたのか、生しらすの入荷はなし。
近隣のお店では大きく「生しらすあります」とポップが貼られていました。多分、冷凍の生しらすなのでしょう。そういった意味でも、ここは信用できます。とれたての生しらすは苦みや臭みがいっさいなく、醤油をかけずにそのまま食べてもおいしいんですよね。この日は、食べられず残念。でも、確実に食べられるお店を知れたのは収穫です。
海鮮チラシ実食!
どんなに忙しくても切りおきはしていないとのことで、食事が運ばれるまでのんびりと待ちます。
角切りのお刺身と胡瓜、玉子焼きの上に、釜揚げしらすととびっこのトッピング。
この日の魚は、マグロ、真鯛、太刀魚。玉子焼きは甘い味。
小皿にお醤油とワサビをといて、上からかけていただきました。ご飯が見えないくらい具がたっぷりのっていて、これで1,000円はお値打ちだと思います。
気になる他のメニュー
通し営業なので、特に昼と夜でメニューが違うという事はありません。海鮮丼や刺身定食、あじフライ定食が多く出ていました。揚げたてのあじフライは、見るからにおいしそうで、単品で頼もうかしばし悩んでしまいました。
夜なら金目の煮付けを肴に1杯やりたいところです。近所のお兄さんに聞いてここに来たという話をしたら、「あの人はいつも海鮮ちらしなのよ」とニコニコと話してくれました。
常連さんの多いお店だけど、一見さんにも優しい。
人気観光地も一歩中に入ると穴場のお店があるようで、何度も江ノ島に来ていながら知らなかったのは痛恨の極み。今度は家族や友達と来て、いろいろ食べてみたいお店です。
食堂いのうえ
住所 神奈川県藤沢市江の島1丁目7−5
TEL 0466-77-0813
営業時間 11:00~20:00
定休日 不定休
アクセス 小田急線江ノ島駅徒歩20分
公式ホームページ 食堂いのうえ(外部リンク)