旬の味覚を駄菓子で先取り!「嶽きみぼー」でお麩専門店ならではの津軽の魅力をご賞味あれ
中まで元気な太陽の色!しゃりっと甘美な黒糖の衣、端の角ばった所に溜まった蜜、それらと淡白で味気ないともいえるような焼き麩とのギャップ…懐かしい麩菓子を、一度は召し上がったことがあるのではないでしょうか。
現在も、数少なくなりましたが駄菓子屋さんやスーパーなどの駄菓子コーナーでは1本から小柄なサイズで購入できたり、はたまた王道の木炭のような太さと20センチほどの立派なサイズの麩菓子が販売されていますね。
その歴史は古く江戸時代に遡るといわれておりますが、現在の黒糖蜜がまんべんなく塗られた麩菓子の原型は昭和初期・東京都墨田区の「鍵屋製菓」から販売されたといわれております。
さて、茶色い棒状の麩菓子というイメージが強い中、最近は色や形のみならず、その味わいも地域性のあるものが非常に増えてまいりました。今回は、青森県弘前市の特産品、獄きみ(だけきみ)を使用した麩菓子「嶽きみぼー」をご紹介。
製造なさっているのは、明治15年創業の老舗のお麩専門店「お麩の松尾」さん。津軽地方では非常に珍しいお麩の専門店です。現地のみならず、都内スーパーでもお麩の松尾さんの焼き麩を見かけることも。
長さ約5センチ程にカットされた焼き麩に、惜しげもなくたっぷりと纏わせているのが特産品でもある獄きみのピューレーをふんだんに配合した糖蜜。獄きみとは、青森県弘前市の嶽高原で栽培されるとうもろこしのこと。その黄色い色合いも味も非常に濃厚なとうもろこしは、ふるさと納税の返礼品や旬である8月下旬前から予約が殺到するほど。
とうもろこしの魅力がぎゅっと濃縮されているため、開封した瞬間、とうもろこしフレーバー、ではなく、茹でたとうもろこしのようなほくほくとした甘い香りが!
一般的な黒糖の麩菓子よりも固めの衣なのですが、意外に甘さが控え目といいますかまろやかなのも大きな特徴。中のお麩も黄色いところが凝っていますね。塩気はありませんが、コーンクリームコロッケやコーンスープのような優しい味わいです。
そして、カロリーの低さも嬉しいポイント。80グラムで240キロカロリー、ひとつ平均5グラムなので約15キロカロリー。口さみしい時や夜ちょっとなにかつまみたいな、という時にもおすすめです。食べすぎには注意ですけれどね。
こちらはお麩の松尾さんオンラインストアや、都内青森県のアンテナショップでも購入可能です。
ちょっと洒落た駄菓子なんかも、いかがですか?