やる気の鍵は子どもを認めること!自分からやる子になる声掛けの仕方3選
お子さんと過ごしていると「やりたくなーい」「ママやってー」と言われたり、待っていても全然やらないからと本来お子さんがやるべきことなのに、大人がやってしまうということはありませんか?
保育園、幼稚園のお子さんを見ていても、なかなか進んで自分で行動を起こさない子がいます。しかし、そういった子でも声掛けの仕方や対応を意識しただけで多くの子が自分からやる子に変化したのです。
そこで今回は実際に行った声掛けから、自分からやる子になる方法を3つお伝えいたします。少しでも新たな発見、そして参考になったら嬉しいです。
子どもが頑張ったことを認める声掛け
「頑張ったから○○になったんだね」
「こんなことまで考えてすごい!」
「ここを工夫したんだね」
お子さんがよく言う「見て見て!」。これは自分の頑張ったことを認めてほしい、褒めてほしいという分かりやすいサインです。
普段認めたり褒めたりするポイントが分からない、難しいという保護者さんでも、この発言にしっかり向き合い、上記のような声掛けができるだけでも大丈夫です。
それだけでも、お子さんは「見てくれている」「頑張ったことを認めてくれて嬉しい」⇒「もっとやろう!」という気持ちになって少しずつ行動にも変化が現れます!
子どもが他人のために動いたことを認める声掛け
「○○してくれて△△(人)が助かったよ!ありがとう」
「気付かなかった!教えてくれてありがとう!」
「○○してくれて嬉しかった」
例えばお子さんが少しでも人が助かることをしてくれたとします。お手伝いでも何でもいいです。
その際、お子さんが自ら動いたことで誰かが助かったことに気付かせ、たとえそれが失敗してしまったとしてもその行動を認めてあげましょう。
自分がやったことで誰かを助けることができた、感謝されたという体験は、自己効力感や頼られたり誰かの役に立つことへの喜びに繋がります。
園で実践した際には、やらされているという感覚ではなく、自ら「何か手伝うことある?」「○○ちゃんが困っていたから助けてくるね」という会話も飛び交っていました。
子どものどんな感情も受け入れ認める
「○○が嬉しかったね!」
「○○が嫌だったんだね」
「悔しかったね、でも挑戦する気持ちが素敵だよね」
お子さんはどんな感情も全力で出してくると思います。大好きなお母さんお父さんに甘えることができるご家庭だったらなおさらです。
そこで、大変かとは思いますがプラスな感情もマイナスな感情もどちらも受け入れ認めてあげることが大切です。お子さんの感情にも何かしらの要因があるので、たとえそれがマイナスな感情だとしても、最初は受け入れてあげてください。
最初から拒否されてしまうと、自己肯定感も下がってしまいますし、そうなると何かを頑張ろうという気持ちにもなりにくくなってしまいます。どんな自分も受け入れてくれる人がいるという安心感が、挑戦する力に繋がります。
まとめ
自分からやる子になるためには周りの大人が
・頑張ったことを認めてくれる
・人のために動いたことを認めてくれる
・自分の感情を受け入れ認めてくれる
お子さんにとって上記のことが大切になってきます。
そばに自分のことをよく見ていて、認めてくれて、応援してくれる人がいるということはお子さんの自己肯定感に繋がります。
自己肯定感があることで、お子さんの自己効力感・やる気が発揮されるので、褒めたり認めたりする声掛けが苦手だという方も参考にしていただけたら幸いです。