寒くても大丈夫!今こそ見直すべきモノ10選
片づけを通じ自分らしいモノ選び・暮らし選びのお手伝いをしています。藤原友子です。
今年も結局片づかなかった
もう今年の片づけはあきらめた
大掃除の前に、片づけすらできていない
私の周りで、こんな声を聞きます。
確かに、片づいたキレイな部屋で年末年始を過ごすのは最高に気持ちがよく、片づけも大掃除も頑張れるものなら頑張りたいものですが
そんなに両方頑張る余裕なんてないのが現実です。
大掃除に関してはこちらの記事を参考にしてください。
★参考記事 「掃除の苦手な人必見!これさえあれば家の汚れの8割はキレイになる!」
https://creators.yahoo.co.jp/fujiwarayuko/0100159777
今回は、すきま時間に暖かい家の中でできる、気づかないけど、今こそ見直すとよいモノ10選を紹介します。
その1.古い薬
薬箱や冷蔵庫に保管したままの薬はないでしょうか。体の不調を治すための薬が古かったり、何の薬かわからないような状態は意味がありません。
薬は「体の不調を治すためのモノ」という薬の目的を果たさないモノは、処分しましょう。
その2.使っていない化粧品・試供品
化粧品は「お肌の調子を整えるモノ」
気に入らない、だけど使っていないからもったいないという理由で保管しておいても、使わなければ、意味がありません。
多くの化粧品は、開封前だと3年は品質を保つことができるように作られてはいますが、保管状態が悪ければ、劣化も早いです。
また、試供品であれば、簡易包装なので、さらに劣化が早くなります。
帰省のため、旅行のために保管している試供品がたくさんあった人は、コロナ禍で使用する機会がなく気が付いたらもう1年以上使っていないかもしれません。
試供品は、保管するものではなく、使うモノ
顔につけるのに、香りやテクスチャが好みでないモノは、肘や膝小僧に塗り、溜めずに手に入ったら使うことを意識しましょう。
溜まった試供品の収納法なんて、考えなくてよいのです。
その3.しばらく履いていない靴
履いていないのに、靴箱の中に堂々とスペースを陣取っていたり、玄関のたたきに出たままの靴こそ邪魔なモノはありません。
サイズアウトしたり、ひどく汚れていて、明らかにもう履かないことがわかっているモノは、捨てるのが一番。
ただし、家族のくつは、家族が捨てるのを嫌がるのであれば、捨てるのを少し待ってもいいですが、くつ箱に入れたままだと、本当に邪魔です。
だから、別の場所に移動しましょう。家族も、その靴が靴箱にないことに何も違和感を感じないのであれば、捨てるチャンスかもしれません。
また、子どもはサイズアウトを繰り返し成長するので、サイズアウトした靴があれば、自分で捨てる経験をさせましょう。
これは、新しく出会ったモノを大切に使うために、もう使えなくなったモノとさよならをする大切な儀式です。
その4.多すぎる部屋着
おしゃれ着にできなくなった服を、部屋着に格下げする人は多いでしょう。
しかし、体はそんなにたくさんありませんし、多すぎる部屋着は、結局混乱を生むだけ。
服装はその人自身を表す、自己表現と言われます。とりあえず裸が隠せれば部屋着としてOK!ではないでしょう。
その部屋着を、スーパーやコンビニに着ていったときに、知り合いとあって恥ずかしくないだろうか、など
自分なりの部屋着の基準を決めておきましょう。
部屋が片づくかどうかは、自分なりのモノを選ぶ基準があるかどうかで決まると言っても過言ではありません。
その5.多すぎる鍋
我が家の鍋は、土鍋、圧力なべ、大きめ鍋、小さめ鍋、ミルクパン、フライパン、玉子焼き用フライパンの7つ。
どれも、必ず必要なモノばかりで、大活躍です。
鍋をたくさん持っている人は、同じようなサイズの鍋をいくつも持っています。そして、どれも中途半端に使っています。
しかし、あえて絞ることで、所有するなべを頻繁に使うでしょう。頻繁に使えば、焦げが付いたり、傷がつきます。そうして、使えなくなれば、同じサイズの鍋を新たに買い、入れ替えるようにしましょう。
たくさんあるから便利ではありません。
たくさんあるから、どれも中途半端に使うことになり、収納がパンパンになり、出し入れに苦労するのです。
その6.保存容器
キッチンのシンク下や食器棚などいろいろなところから出てくるのが、保存容器。
キッチンでの必需品とも言えます。
ただ、場所も取ります。人からいただいたおすそわけが入っていた保存容器を、返却していない人もいるでしょう。
気に入らない保存容器を、ずるずる使っている人もいるでしょう。
たくさんの保存容器をどう保管するかも気になりますが、どんな保存容器を我が家は使うのかを選ぶことも大事です。
プラスチック製がいいのか、ガラス製がいいのか、丸いモノがいいのか、四角がいいのか、自分の家で使うモノは、自分で選びたいです。
せっかくなので、この年末までに、使いにくいとか、正直あまり好きではないという保存容器を一新してみると、キッチンをキレイにしようと気持ちがもっと前向きになるかもしれません。
その7.謎の空きビン
ジャムや佃煮などの入った瓶を、大切に保管している人がいます。
用途があるのでれば、保管していてよいのです。
ただ、なんとなく、いつか何かに使うかもしれない、というハッキリしない理由で保管しているのであれば、手放してもよいでしょう。
目的があいまいなモノを所有することで、家の中はモノだらけになります。
その8.貯めた空き箱
空き箱は、ビンと同じく何かを収納することがあります。非常に便利な時もあるのですが、「何かを収納する」というあいまいな目的が、どんどん箱が増える原因です。
何か収納するモノが決まっている箱や、気に入って大切にしたい箱以外は、手放すことをお勧めします。
また、子どもが小さいと、工作などで空き箱を使うことがあると思います。
そんな時は、空き箱を入れる場所だけは決めておき、中身がいっぱいになれば、少し調整するようにしましょう。
その9.増えすぎた紙袋
私はこれまで、押し入れやクローゼットに紙袋を200枚保管していた家庭にお邪魔したことがあります。
また、紙袋の専用ケースが、紙袋の詰めすぎで変形している家庭もありました。
どちらの家庭も、紙袋はあまり使わないそうです。
家にモノが入ってくると、まずは「収納の方法」「収納する場所」を考えがちですが、大切なのは、我が家は使うかどうか。
気が付いたら増えてしまう紙袋なので、「紙袋の収納法」というキーワードや、「紙袋専用収納ケース」という便利グッズに魅力を感じてしまいますが、
ただでもらえることが多い紙袋でも、我が家では使うのかをまず考え、使うのであればどのサイズが必要かを考え、残す紙袋を選ぶ必要があります。
その10.使っていない洗浄剤
洗面所やキッチンの収納から未使用の洗濯槽クリーナーや、排水パイプの洗浄剤が出てくることがよくあります。
自分で買った場合もあれば、洗剤セットなどを頂いたときに入っていることもあるでしょう。
もらい時が使い時。
そのチャンスを逃すと、しまい込むだけです。後回しにする悪習慣を絶つためにも、もらった時に、キレイにし、極力「保管」という後回しをしないようにしたいものです。
モノが本来の目的を果たせるように
モノには、必ず目的があります。薬は体の不調を治すため、靴は履くため、洗浄剤はキレイにするため。
しかし、その本来の目的とは違う、「もったいない」とか「とりあえず保管」という理由で、私たちはつい、モノを溜め込みどんどん増やしてしまいます。
人間が使うからこそ発揮できるのが、モノ本来の目的。
何かと忙しい12月、暖かい家の中で、モノ本来の目的を考えながら、普段なかなか見直さないモノに手を付けてみてはいかがでしょうか。
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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)
1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、モノや暮らしを「自分軸で選べる人」を増やすために活動中。
二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』