Yahoo!ニュース

掃除の苦手な人必見!これさえあれば家の汚れの8割はキレイになる!

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

こんにちは、藤原友子です。

小中高の4人の子どもと夫と、「いつもキレイじゃないけど、何かあればすぐ片づく家」に暮らしています。

来週はもう12月。そして、そして気になるのは、今年も思うように掃除できず、溜まっていく家の汚れ。

私はめんどうくさがり屋で、掃除があまり好きではないのと、たくさんのモノを管理したくないので、非常にシンプルな方法で掃除をしています。

今日は、そんな私がおススメする、家の8割の汚れを落とすことができる万能な洗浄剤についてです。

家の主な汚れの8割は酸性

家の中には、様々な汚れが存在しますが、その8割が酸性と言われます。ということは、酸性の汚れを落とす洗剤を最低限一つ用意をすれば、単純に考えて家の中の8割の汚れを攻略できるということなのです。

主な酸性の汚れとは、手あか、皮脂、油汚れ。

ベタベタしているのが特徴で、反対の性質のアルカリ性の洗剤で中和すると落ちやすくなります。

そして、私が掃除の苦手な人におススメするのは、アルカリ電解水です。

アルカリ電解水とは、水を電気分解したもので、洗剤ではありません。

だから、洗剤のように二度拭きが必要なありませんし、水より粒子が細かく汚れとモノの間にしっかり浸透するので、汚れが非常に落ちやすいのです。

業務用のアルカリ電解水は、アルカリ性も市販のものより少し高めで洗浄力もアップしますが、ドラッグストア、ホームセンター、100円ショップにあるもので十分です。

アルカリ電解水でキレイにできるところ

基本的に、水ぶきできるところは、使用可能です。小さく切った布、タオルや、丈夫なキッチンタオルにアルカリ電解水を吹きかけ、拭きます。

例えば、

知らず知らずのうちに、ホコリがベトベトになっているカーテンレールのや照明器具

手垢のついたドア、ドアノブ、手すり

電気のスイッチや、その上の部分に溜まった汚れ

コンロ周り、レンジフードの上

ひどい油汚れには、さらにアルカリ性の強い油専用の洗剤で
ひどい油汚れには、さらにアルカリ性の強い油専用の洗剤で

壁・床

など、あらゆるところをキレイにすることができます。床に付着した皮脂汚れ、鉛筆の芯を椅子の脚で引きずってしまった時の汚れ、食べこぼしが固まってしまった汚れなどがすぐ落ちるので、子どもたちもアルカリ電解水で簡単に掃除をすることができます。

いつでもすぐ手に取れる場所にかけているアルカリ電解水
いつでもすぐ手に取れる場所にかけているアルカリ電解水

そして この時期私が特にお勧めするのは、窓枠

汚れは砂とホコリが混じり固くなり、時にはカビも発生することがありますが、アルカリ電解水を吹きかけて、少し待てば汚れも柔らかくなるので、綿棒などを使い柔らかくなった汚れをかき出し、タオルなどで磨き上げることができます。

もちろん、網戸も窓ガラスも、アルカリ電解水とボロ布でキレイにすることができます。

網戸や窓は、専用の洗剤やグッズも多くありますが、それらの管理もなかなか面倒です。だから、一つの洗剤を家じゅうで使い倒すことをお勧めします。

掃除が苦手な人ほど、洗剤や道具を持て余している

私が、片づけレッスンの家庭に伺うと、使っていない洗剤が何種類もある家庭があります。

CMで見て、良さそうだと思ったから
友達が勧めてきたから
〇〇専用洗剤と聞いて、ウチに必要だと思たから
掃除をするために、気合を入れようと思って買った…

などいろいろな理由で洗剤を買うのですが、どれも明確な目的が感じられず、結局使わないままになったり、買った時だけ使ったけど、それっきり。もう何年もそのままという人が多いのです。

洗剤や道具をいくつも買いそろえたところで、家がキレイになることはまずありません。優秀な〇〇専用洗剤も、使わなかったら意味なし。

掃除の苦手な人ほど、汚れを効率よく落とそうと洗剤や道具に頼りがちです。

買いすぎることにより、どれを使ったらいいのかわからないという更なる悪循環を生み出します。

汚れや掃除場所に合わせて、いろいろ洗剤や道具を用意するのは、手間がかかるものです。

掃除が苦手な人は、気軽にどこでも使える洗剤を最低限用意し、それをとことん活用し、家をキレイにしていく掃除の仕方が向いています。

アレコレ考えず、まずは1点集中

もちろん、カビや水垢、鏡のうろこなどアルカリ電解水では取れない汚れも家庭内にはあり、カビ取り剤・クレンザー・クエン酸などがあればもっと便利だろうし、ナチュラル系の掃除に興味がある人もいると思いますが、

洗剤が、家をキレイにしてくれるのではありません。洗剤を人間が使い、掃除をすることで、家はキレイになります。

来週から12月。掃除な苦手な人は、まず100円ショップなどでアルカリ電解水を購入し、ボロタオルなどを片手に、家がキレイになるのを実感してほしいと思います。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

藤原友子の最近の記事