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4人の子どもを育てる片づけのプロが、楽をするために使うのをやめたモノ3つ

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

子育てや仕事に毎日忙しいから家事は少しでも楽をしたいですよね。そこで今日は4人の子どもを育てている私が少しでも楽をするために「使うのをやめたモノ」を紹介します。

使うのをやめたモノその1 台ふきん

食卓を拭く台ふきんは衛生面と手間を考え「洗って繰り返し使えるキッチンペーパー」を使用しています。

特に子どもが小さい頃は食べこぼしが多く、何度も台ふきんを洗って絞るのを繰り返しました。汚れや匂いがあれば漂白消毒をすることもありました。

しかし、洗って使えるキッチンペーパーを利用すれば、一日の終わりには最後に雑巾として床を拭いて捨てることができます。

また、漂白する手間とあの漂白剤の嫌な臭いから解放されますし、洗った台ふきんを干す場所を用意する必要がないのでキッチンの見た目もスッキリします。

同じく三角コーナーや洗い桶もカビが生えて掃除の手間がかかるので使うのをやめました。

使うのをやめたモノ その2 マット類

昔は、キッチンマット選びが楽しかった私ですが、タオルや衣類と洗濯を別にしなくてはいけないし、食べ物のカスなど小さなゴミなどがマットの下に入りこむため、マットの上を掃除機で掃除し、マットを移動しさらに掃除機をかけるのが面倒でした。

また洗濯をしても髪の毛などはマットについたままで、粘着ローラーでキレイにする必要がありそれもとても面倒です。

そこでキッチンマットを使わない選択をし、洗えるキッチンペーパーをその日一日の台ふきんとして使用した後、床を拭くようにしたらキレイを保つことができるようになりました。

一日の終わりだけでなく、床を汚してしまいすぐふき取りたくなる時もあります。そんな時には、サイズアウトした子どもの服、ボロボロになったタオルなどは、キッチンに常備しているのでそれを使って掃除をすることもあります。

キッチンマットを使わない選択は、子どものトイレトレーニング中に思いつきました。子どもが何度もトイレマットを汚し、繰り返し洗うことに疲れてしまったからです。今でも私は掃除のしやすさを最優先で考えているので、トイレマットも使っていません。

使うのをやめたモノ その3 浴室の排水溝のふた

私はお風呂の排水溝に溜まる髪の毛などのゴミを取るのがとても苦手で、ゴミは溜まりヌメヌメして余計に掃除をしたくなっていました。

その結果排水の流れが悪くなり、入浴中に洗い場に水がたまるようにあってからようやく重い腰をあげ嫌々掃除をするような生活をしていたのですが、思い切って常にお風呂の排水溝のふたを外すようにしてみました

ふたを外す前

ふたを外した後

排水溝のふたを外してからは、髪の毛などの汚れが溜まったのがすぐわかるため毎日入浴のたびにごみを取り除くようになり、排水溝がヌメヌメすることなくいつもキレイな状態をキープできています。

ズボラだからこそ、あえてゴミや汚れを見えるようにして掃除の必要性を感じることができる工夫です。

さて今回は、私が楽をするために使うのをやめたモノを紹介しましたが、無理に使うのをやめなくてよいです。

使うのが正解か不正解かという問題ではなく、何かを使うということは、さまざまな手間がかかるということです。(それを手間と感じるかどうかも人によって違いますが)

今、家の中で存在が当たり前になっているけど、ひょっとしたら使わないほうが手間が減り、楽になるかもしれないモノはないでしょうか。

そんな時はすぐに捨てなくてもいいけれど、使わない生活を試してみましょう。使わない生活で家事は楽になるのか?家族の反応はどうなのか?を体感してみると、使うのが良いのか、それても使うのをやめても大丈夫なのかがみえてくるでしょう。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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