「いつ人が来ても大丈夫な家」が大事にしている3つのポイント
「いつ人が来ても大丈夫な家にしたい」とよく聞きます。なかなか難しい問題ですが今日は「いつ人が来ても大丈夫な家」になるために必要な3つのポイントを紹介します。
ポイント1「今」を一番大切にする
いつ人が来ても大丈夫な家は、モノを溜め込んでいません。
生活をしていたら散らかることはあるけど、人が来ていい状態に戻すのに時間がかからない、つまりモノが少ないのです。
今、必要なモノがわかっているので、不必要になったモノを潔く手放します。
例えば家の顔と言われる玄関、靴箱の中にサイズアウトした子どもの靴、くたびれた靴、もう何年も履いていない靴がスペースを占領していると、人が来て慌てて玄関を片づけようとしてもしまうスペースがありません。
いつ人が来てもいい家は、常に「今」に非常に敏感で、今必要なモノだけを選び残しています。
まだ使えるから、とかもったいないというような感情やモノ自体に振り回されることなく堂々と生活しているのです。
ポイント2.掃除はシンプルでしやすくする
人が来るから慌てて掃除をする時、まずトイレや洗面所をキレイにする人が多いそうです。
トイレや洗面所を掃除しようと思った時に、マットが汚れていたり髪の毛がたくさんついていた経験はありませんか。
いつ人が来ても大丈夫な家は、掃除に手間がかかりません。床を拭きやすいようにマットを使ってしなかったり、洗いやすいモノを選んでいます。
これはキッチンでも同じ。キッチンマットは床が汚れるのを防いでくれますが、あえてマットを使わないことを選ぶことで、サッと掃除がしやすくなります。
また雑貨などを飾ったり、床や棚の上にモノをたくさん置いている家も掃除に手間がかかります。サッと拭けるか、すぐに掃除機をかけることができるかが重要なのです。
家を人が来ても恥ずかしくないようにするために、あれこれ雑貨類を置いてごまかそうとする人もいますが、床、棚、テーブルの上など平らな面が広いところには置くモノを最小限にしましょう。
その3.出しっぱなしでも大丈夫なモノを選ぶ
モノが床などに出しっぱなしのモノをすべて収納にしまい込むのは大変です。そういう時は、出しっぱなしでも気にならないモノを選べばよいでしょう。
例えば、玄関でつかうほうきは出しっぱなしでも気にならないモノを選んだりリビングで出しっぱなしの子どものおもちゃは、子どものモノなので見た目を重視するために種類を揃えることはできませんが、おもちゃのカゴなどをシンプルな色や形のモノを選ぶことはできます。
また、モノを増やす時はできるだけ今の部屋のテイストに合ったモノを選ぶようにするとごちゃごちゃして見えるのを防ぐことができます。
家の主役は「来客」ではないことを忘れないで
急に人が来るのが決まったら、散らかったモノをひたすら隠すように片づけをする人がいますが、これはあくまで応急処置。
応急処置を繰り返していても、何も変わりません。
あくまで家の主役は来客ではなく、今毎日生活をしている私たちです。だから来客のために家を整えるというより、自分たちがすぐに片づけができる家にするために整えなくては長続きしません。
ですからまずは、「今」に注目し、今必要なモノを選び残してください。それがモノの厳選になり掃除のしやすさにもつながります。
そして、これから新しいモノを買う時に、出しっぱなしでもOKなシンプルなモノ、自分のお気に入りのモノを選ぶなど日々の生活の積み重ねが、片づけやすくいつ人が来ても大丈夫な家につながるでしょう。