美味しくて精力がつく春の野草ノビルを採って食べてみた
ノビルのミニ知識
ノビルは植物の分類的にはネギの仲間です。
道端や河川の土手などに雑草として生えているのを良く見かけます。
ノビルは古くから野草として食用に利用されている植物です。
地下茎、地上部ともに食用になります。
全草にニンニクやニラ、ネギに似た特有の臭気があるのが特徴です。
この特徴により他の植物と簡単に見分けることが出来ます。
ノビルを漢字で書くと野蒜、野に生える蒜(ひる)と言う意味です。
蒜はニンニクやニラ、ネギなどを表す古い言葉との事で、野に生えるニンニクやニラ、ネギのような植物と言う事なのでしょうか。
ノビルを採る
ノビルは地下茎である球根部、葉である地上部のどちらもが食用になります。
シャベルなどで地下茎ごと掘り取るのが一番良い方法ですが、柔らかな土壌に生えるものなら地上部の葉を数十本まとめて掴んでそのままユックリと引き抜けば地下茎の球根ごと引き抜くことが出来ます。
ノビルの地下茎である球根は特に好んで食される事が多い部分です。
この球根部は生のままで食すとエシャレットを更に辛くしたような味わいがあります。
加熱調理すると辛味がなくなり玉ねぎなどと同じように甘味が出てきます。
球根に比べると地上部はそれほど食用として利用される事は多くありませんが、刻んで餃子の具にしたり、数本をまとめて天ぷらにしたりすると美味しく食べる事が出来ます。
ノビルを料理しましょう
採って持ち帰ったらまずは下処理としてキレイにしましょう。
球根の周りには泥が付いていますのでこれをキレイに取り去ります。
球根と地上部の境目あたりの薄皮を摘んで剥がすと、薄皮と共に簡単に泥汚れを取り去ることが出来ます。
球根にはヒゲのような根が付いていますので、これを切り取ります。
地上部の紐のような葉の先端の枯れた部分は切り捨てます。
これでノビル全体がキレイになって下処理が完了です。
今回は球根と葉の部分をそれぞれ別の料理にしますので切り離します。
球根は生のままだとかなり辛いので、今回は辛味がほんの少し残る程度に軽く茹でて食べることにします。
葉の部分は天ぷらにして食べることにします。
球根はザルに入れてからザルごと熱湯に30秒ほど浸けてから引き上げます。
この程度の時間だと辛味が若干残るはずです。
辛味を完全に消したいならもう少し長く浸けた方が良いと思います。
ひとつ試食してみて辛味の程を確認しながらお好みの味になるまで茹でるのが良いでしょう。
茹で上がったら酢味噌を付けて食べると美味しいですよ。
葉は数本をまとめてリング状に丸めてから天ぷらにします。
高めの温度の油で揚げます。
葉を丸めた場合には一般的な野菜の天ぷらを揚げる時の時間よりやや長めに揚げた方がカラッと揚がり美味しくなります。
ノビルの葉はネギと同じで若干焦げても美味しく食べる事が出来ます。
塩を振り掛けて食べるのが野草天の美味しい食べ方です。
春の野草ノビルはネギや玉ねぎと同じ仲間で勢力の付く食べ物でもあります。
ノビルを食べて美味しく元気に!!
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