たまにはいいじゃない?介護食の方でも食べられるファーストフード!
介護食の用意をしていて、食べやすいもの、柔らかいものと考えると食事の内容にマンネリが出てきてしまう場合もあると思います。ですが「たまには、目新しいものが食べたい!ジャンクなものが食べたい!」という話も介護の中で出てくることはありませんか?我が家の介護メンズは「ジャンクな食べ物」が大好きです。カップラーメンも大好きで備蓄しています。ですが、「毎回カップラーメンも飽きる」という少々、面倒なことを言います。だったら「袋ラーメンでもいいじゃない」と言っても「同じだ!」というやり取りをして、少々疲れます。だったら、「たまにはファストフードのテイクアウトはどう?」と聞きます。
介護食でファーストフード?と思われる方もいると思いますが、実は内容を選べば食べられるものも意外と多いのです。もちろん注意は必要ですが普段「やわらかい食事」を召し上がっている方は食べられるものがあります。そこで、介護食に向いているものをご紹介します。
・ハンバーガー、チーズバーガー:お肉が1枚のものなら、柔らかく大きさも口に入れやすいです。また、チーズバーガーだとチーズからカルシウムが取れます。
・フィッシュバーガー:白身魚を揚げたものが挟まっているので、お肉よりも柔らかく、骨もないので安心です。
・フライドポテト:お店によってポテトの長さ、太さ、皮つき、皮なしと様々ですが、じゃがいもは介護食でもよく使用する食材なので、食べやすいようです。ただし揚げたてはやけどの恐れがあるので、熱さには注意が必要です。
・ナゲット類:ナゲットの元の材料はひき肉なので、比較的食べやすいようです。ソースは好みのもので大丈夫です。ただし辛すぎるものは誤嚥(ごえん)の恐れがあるので注意してください。
サラダ類やバーガーにレタスなどの生野菜が使用されているものは、嚙み切れない場合があるので注意が必要です。
飲み物も、炭酸飲料は誤嚥(ごえん)の可能性が高いので控えた方が良いと思います。
また「冷めてしまった」から電子レンジで再加熱するとハンバーガーのパンが固くなってしまい、噛めなくなることがあるので注意が必要です。できれば、購入してきたら、すぐに食べるようにしましょう。また、1個だと食べづらいようでしたら、4等分にカットする等の配慮があると食べやすいせいか、パクパクと食べてしまします。
栄養的なことを問われると、カロリーが高く塩分も気になるところですが1食のことですし、たまに食べるのなら「楽しみの1つ」として考えて食べていいと思います。その代わり、他の食事はいつもより野菜を多めにする、油分を控えた食事にするなど1日単位で栄養を考えればOKです。
時には、ジャンクな食べ物も気分が変わり、食べる楽しみを増やすアイテムとして取り入れてみませんか?
※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。また、たんぱく質、脂質制限など食事制限をされている方も、かかりつけの医師や訪問看護さん等医療関係者にご相談してくださいね。