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藤井聡太竜王、連勝で優勝か? 久保利明九段、追いつくか? 12月17日、新銀河戦決勝三番勝負第2局

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 12月17日10時。第1期新銀河戦決勝三番勝負第2局、藤井聡太竜王(20歳)-久保利明九段(47歳)戦が放映されます。

 最初の持ち時間は1分で、1手指すごとに10秒が追加されるという、超早指しの本棋戦。スリリングな激闘が繰り広げられた結果、記念すべき第1期の優勝を争うにふさわしい両者が決勝に勝ち上がってきました。

 決勝三番勝負の第1局は久保九段先手で、戦型は中飛車。結果は90手で藤井竜王が勝ちました。

 第2局で藤井竜王が勝てば2連勝で優勝が決定します。一方、久保九段が勝てば1勝1敗で最終第3局にもつれこみます。

 どんな時間設定の対局でも強い藤井竜王。超早指しのABEMAトーナメントにおいても、抜群の成績を誇っています。

 一方の久保九段もまた、超早指しでも強い。本棋戦準々決勝で糸谷哲郎八段を下した一局なども、その実力がいかんなく発揮されています。

 振り飛車党の久保九段。本局もまずは、久保九段がどこに飛車を振るのかが注目されます。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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