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前澤友作さん「お金配り」連発 偽アカウント急増に注意も

岡田有花フリーランス記者
前澤さんのTwitterより

 ZOZO創業者の前澤友作さんが、Twitterのフォロワーに現金をプレゼントする企画を連発しています。直近では、700万フォロワー突破を記念して「1000人に10万円プレゼント」企画を実施。28日には、当選者へのダイレクトメール発送が行われました。

 28日までに前澤さんのフォロワーは750万に増加。「800万フォロワー突破でまたお金配りします!!」と発表し、「前澤友作」がトレンドになるなど、相変わらず話題をさらっています。

 ただ、前澤さんの偽アカウントも増えているようです。前澤さんは28日、「このタイミングで前澤友作の偽アカウントが雨後の筍のようにたくさん出てきますので、見つけたら皆さん教えてください!」と注意喚起しています。

 前澤さんをかたる偽アカウントは、偽の当選ダイレクトメールを送信しているようです。目的は定かではありませんが、ダイレクトメールを本物と勘違いした人から、情報やお金を詐取する狙いがあるかもしれません。

 前澤さんによると、「Twitterのオフィシャルマークがついた偽装アカウントも報告されてます」とこのこと。偽物に騙されないよう、前澤さんの名前の後に、青いチェックマークのオフィシャルマークがあるかどうかに加え、アカウント名が「@yousuck2020」であることも確認してほしい、と呼び掛けています。

これまで20億円以上を大盤振る舞い

 前澤さんは昨年1月、100人に100万円を配る企画を3回行い、話題になりました。今年に入ってってからは、「ひとり親応援基金」として1万人に10万円、「カップル応援基金」として100人に100万円を配布しています。

 これまで、20億円以上を大盤振る舞いしてきた理由として前澤さんは、「お金を配るといろんな声が集まる。フォロワーも増える。それは起業家にとって事業作りのヒントやチャンスになる」と説明。事業で儲けたお金をさらに配ることで「誰も損しない究極のエコシステム」だと述べています。

 前澤さんの「お金配り」企画の話題性は大きく、企画のたびに前澤さんの名前がトレンドになるほど。また、前澤さんをフォローすることが応募条件になっているため、企画のたびにフォロワーは急増しており、狙い通りの結果に結びついているようです。

 ただ、前澤さんをかたる偽アカウントが出現している他、「現金を配る」と嘘をついてフォロワーを集める手口も増えているため、応募の際や、当選を伝えるダイレクトメールが届いた際は、前澤さん本人のものであるか、しっかり確かめた方がいいでしょう。

フリーランス記者

1978年生まれ。京都大学卒。IT系ニュースサイト記者、Webベンチャーを経て、IT・Web分野を軸に幅広く取材、執筆するフリーランス記者。著書に「ネットで人生、変わりましたか」(ソフトバンククリエイティブ)。

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