ルーキー3人による3試合連続サヨナラ本塁打は、2人続いた時点で史上初
6月21~23日の3試合とも、ロサンゼルス・ドジャースは、サヨナラ本塁打でコロラド・ロッキーズを下した。
3試合連続サヨナラ本塁打は、過去にも5度起きている。ドジャースの前には、テキサス・レンジャーズが2013年7月29~31日に記録した。この時は、ジオバニー・ソト、レオニス・マーティン(現クリーブランド・インディアンズ)、エイドリアン・ベルトレーの3人が、ロサンゼルス・エンジェルスの投手からサヨナラ本塁打を打った。3試合とも対戦チームが同じというケースは、他にも1度ある。
けれども、ドジャースの場合、これまでとは大きな違いがある。サヨナラ本塁打を記録したのは、3人ともルーキーだ。1人目のマット・ビーティ(26歳)と3人目のウィル・スミス(24歳)は、どちらもメジャーリーグ1年目。2人目のアレックス・バーデューゴ(23歳)は3年目ながら、今シーズンもルーキー資格を持っている。イライアス・スポーツ・ビューローによると、同じチームのルーキーによるサヨナラ本塁打は、2試合続いた時点で史上初だという。なお、下のツイートの写真は、左から、バーデューゴ、スミス、ビーティだ。
ビーティのホームランはキャリア2本目、バーデューゴは9本目(今シーズン7本目)、スミスは3本目。最初の2人がスタメン出場してサヨナラ本塁打を打ったのに対し、スミスは9回裏に代打として起用された。5月27日にAAAから昇格したスミスは、6月6日の降格を経て、この日、2度目の昇格を果たした。
また、ビーティとバーデューゴのサヨナラ本塁打はともにキャリア初だが、スミスは2本目だ。6月1日のメジャーリーグ初本塁打もサヨナラだった。キャリア3本のホームランのうち、2本がサヨナラということになる。
現在のドジャースには、3人の他にもルーキーの野手がいる。5月にデビューしたカイル・ガーリック(27歳)がそうだ。昨シーズン、ガーリックはAAとAAAで計22本のホームランを打ち、今シーズンはAAAで12本、メジャーリーグで2本を記録している。
ただ、ドジャースは6月24日からホームを離れる。次にドジャー・スタジアムで試合を行う――ドジャースの選手がサヨナラ本塁打を打つ可能性がある――のは、7月2日だ。