【岡山/美作】なんと「宮本武蔵」という名の駅が…!
はらぺこライターの旅人間です。今回は全国的にも珍しい人名を使った駅を紹介しましょう。それは岡山県美作市にある智頭急行智頭線の無人駅「宮本武蔵駅」だ。
宮本武蔵と言えば、江戸時代初期の剣術家で知られ、巌流島での佐々木小次郎との決闘はあまりに有名である。
岡山県美作市「智頭急行 宮本武蔵駅」へ
同駅付近は”宮本武蔵の生誕地”と伝わっている。
出生地に関しては諸説あり、一般的には美作生誕説と播磨生誕説(現在の兵庫県高砂市米田町)が濃厚とされている。今回訪れた岡山県美作市では”宮本武蔵”の名前が駅名になっており、周囲には武蔵ゆかりの地も数多く残されている。
駅前には武蔵の少年時代の銅像がある。
そして、ホームには「作州宮本村 宮本武蔵生誕地」という肖像画もある。
宮本武蔵ゆかりの地を巡る場合、同駅は拠点の一つとなるわけだが、この穏やかでのんびりした風情には心が落ち着く。
宮本武蔵に関する小説などを読めば、必ずと言って良いほど登場するのが13歳で初めて有馬喜兵衛と決闘し勝利したシーンだろう。その「宮本武蔵が初決闘の場」は同駅から南に約10kmの地点にある。
車の場合は10分ほど南へ、列車を利用する場合は智頭急行智頭線「平福駅」で下車すると便利だ。
また、同駅から南へ800Mほど歩いた先には「宮本武蔵誕生地」がある。
この宮本武蔵誕生地には、武蔵が宮司の太鼓を叩くバチさばきを見て二刀流を編み出したとされる「讃甘神社(さのもじんじゃ)」、昭和17年に現在の瓦屋根となったそうだが大黒柱の位置は昔と変わらない「宮本武蔵生家跡」、宮本武蔵が祀られている「武蔵神社」など見所は多い。
最も著名な剣豪の一人とされる宮本武蔵。ドラマや映画、小説やアニメなどで目にする機会も多い。機会があれば、ぜひ足を運んでみては如何だろうか。
尚、同駅から北へ22kmほど行くと、そこにはピンク色に染まった「恋山形駅」がある。ここは”恋が叶う”と言う噂もあるユニークな駅だ。宮本武蔵とは真逆の世界観が楽しめるのも面白い。
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宮本武蔵駅
住所:岡山県美作市今岡384-5 (無人駅)
智頭急行株式会社の公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)