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【日本のユニークな駅】鳥取県にある”恋が叶う”と噂の「恋山形駅」は想像以上にピンク色した駅だった

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。鳥取県にピンク色に染まった不思議な世界観に溢れた駅があるのを知っていますか?ここは智頭町にある恋山形駅。しかも”恋が叶う”と言う噂も…。なんだかドキドキ・ワクワクしますね。

今回は”知ったら絶対に行きたくなるユニークな駅を紹介しましょう。

鳥取県八頭郡智頭町「智頭急行 恋山形駅」へ

智頭町(ちづちょう)と言っても、「どの辺り?」とピン!と来ない人も多いかもしれないので簡単に説明すると、鳥取砂丘を起点して考えたら40キロほど南に位置しています。

車で行くなら、砂丘から1時間ほどの距離といった感じです。

この恋山形駅は、長閑な場所にポツンとある無人駅。目的地に到着すると、まず入口から興味深い。それは駅に続く100Mほど前の細い道はピンク色で「恋ロード」になっている。

しかも、そこには世界各国の言葉で”恋”が書かれているのだ。

例えばamoreはイタリア語「恋」を意味する。yeuはベトナム語、他にも英語のloveは言うまでもなく、中国語や韓国語からスワヒリ語、アラビア語と色々とある。全て言語が理解できれば相当なツワモノだろう。

そして駅前には「スマホを置く台」があり、記念撮影が出来る。

”二人の距離が近づくように”と配慮されたハートマークの立ち位置はカップルにポイントが高いそうだ。

更に「恋ポスト」まである。

このポストでは、切手を貼って投函すると”ハート型の風景印”を押してくれるという。ちなみに、毎週月曜(週に1回)集荷されるそう。

案内によると普通の郵便より手紙が届くまで少し時間がかかるようだが、”想い”は軽くないので、それは特に問題は無いはずだ。

さて、ホームに足を踏み入れると、そこには「ハート型のモニュメント」が目に入る。まるで神社のように絵馬が沢山捧げられている。

よく見ると、モニュメントの「恋」の字の上の点の部分は”ハートマークの凹み”になっている。

この凹みには専用絵馬がピタっと入るようになっているのだとか。

つまり、ここに絵馬をはめ込んで、お祈りすると願いが叶いやすくなるという噂もチラリホラリ。絵馬を奉納するなら忘れずにやっておきたい。

尚、この専用絵馬は駐車場の先にある自動販売機で購入できる。

ところで、なぜ駅はピンク色になったの?

この恋山形駅は、1994年に智頭線開業と同時に誕生した。最初は「因幡山形」という駅名の予定だったが、人を呼ぶ「来い山形」という意味をかけたいという住民の強い要望により「恋山形」に変更されたという。

ただ、その開業当初は何の特徴もない寂しい駅だったそうだ。

ところが、転機が訪れる。それは2013年に名前に恋が付く4駅(恋山形駅、母恋駅、恋し浜駅、恋ヶ窪駅)による連携企画「恋駅プロジェクト」だ。

その一環として、全国に向けた話題の提供ならびに更なる地域の活性化を目指し、駅舎をピンクに彩りリニューアルオープンした。

そして、ホーム番号の表示板や駅名標もハート形になった。

このようにして恋山形駅は注目を集めるよう変貌を遂げたのだという。

現在は、その姿を一目見たいという人、SNSでアップしたい人、愛を成就させたい人が沢山やって来るようになった。地元の人たちの”人を呼ぶ”という願いは見事に叶ったのではないだろうか。

ちなみに、同駅は車で行くことが出来るが、駐車場はそれほど広くはない。週末は多くの人で賑わうので智頭急行に乗り「恋山形駅」で下車するのがおすすめだ。山に囲まれた緑色の中から急にピンクに変わる車窓も魅力だ。

尚、時刻表は「智頭急行株式会社の公式ホームページ」から事前に参考にしておくと便利ですよ。

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恋山形駅(こいやまがたえき)
住所:鳥取県八頭郡智頭町大内
電話番号:0858-75-6600
智頭急行株式会社の公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)

はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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