エンジェルスのアデルは、隠れ首位打者ならぬ、隠れワースト出塁率。打率もワーストに近く…
7月7日、ジョー・アデル(ロサンゼルス・エンジェルス)は、3打席に立ち、3打数0安打に終わった。
アデルのシーズン打席は、270を超えた。269+3=272だ。一方、エンジェルスは、7月7日が89試合目だった。89×3.1=275.9。打率、出塁率、OPSなどのランキングは、チームの試合数×3.1打席以上の選手を対象とする。
ここから、欠場がなくても、どの試合も3打席以下だと、アデルは対象外のままだ。だが、次の4試合とも4打席に立つと、あるいは4試合で計16打席以上なら、ランキングの対象となる。
アデルの14本塁打は、エンジェルスで最も多く、テイラー・ウォードと並んでいるものの、打率と出塁率は.183と.247に過ぎない。ちなみに、ウォードは、打率.238と出塁率.322を記録している。どちらも、アデルと比べると、50ポイント以上高い(.001=1ポイントとして表記)。
現在、ア・リーグの打率ワースト(68人中68位)は.181のミッチ・ガーバー(シアトル・マリナーズ)、出塁率ワーストは.256のシェイ・ランガリアーズ(オークランド・アスレティックス)だ。アデルの打率は、ガーバーよりわずかに高いだけ。出塁率は、ランガリアーズを下回っている。
アデルは、打率と出塁率のどちらも、ワーストとしてランクインする可能性もある。
3・4月に、アデルは、打率.316と出塁率.365を記録した。けれども、5月は打率.144と出塁率.212、6月は打率.139と出塁率.207。7月の6試合も、打率.150と出塁率.227だ。
なお、ホームランは、3・4月が4本、5月が7本、6月は2本。シーズン14本目は、7月6日に打った。