【佐賀市】佐賀で愛され続ける野菜直売所「マッちゃん」は、自家農園の野菜も並ぶ佐賀市北部の台所!
前回、紹介した「三瀬高原ぶるっく」をさらに北に進んでいくと、左ウィンカーを出す車が続出。続々と入っていくのは
「やさい直売所 マッちゃん」。
ここは佐賀大和ICから車で20分ほど。駐車場は何と100台分!
朝早くから車がいっぱいでいつも賑わっていて、知り合いからも「野菜はマッちゃんで買うといいよ」と聞いていたのでずっと気になっていました。
この日は平日の昼前。土日だと車が入りきらないほどお客さんが集まるそうです。
入口にさっそく、ドドンと寝そべる大根が。
「マッちゃん農園」とあるとおり、自家農園の野菜なんです。だからこんなに安く、今掘り出しました!と言わんばかりの土気があるんですね。丸々1本で100円です。
こちらはタカナが1束200円。スーパーではなかなか見ない野菜に出会えるのも嬉しい。
新鮮で元気いっぱいの野菜たちがたくさん!手作り惣菜も。
いざ、中に入ると…
色鮮やかな丸々とした野菜がたくさん並んでいます。
つやつやの甘そうな「さがいちご」もズラリ。
種類が豊富なのはもちろん、どの野菜も色が鮮やかで大きくて、たくましく育ったものばかり。何だか野菜から力強い生命力を感じます。
店内の野菜は自家農園に限らず、それぞれの産地から直送されたものも多く並びます。
一方、「マッちゃん名物」と言われるものも並んでいて、それがこちら。
ザル寄せ豆富(380円)です。
佐賀県産の大豆100%で作られた自家製のできたて豆腐。
通る人が次々と手にとっていました。
そのほか添加物を一切使わずに作られた惣菜なども並び、やさい直売所という名をこえて、幅広い商品を提供しています。
できたてご飯が食べられる!地元の憩いの場は、ドライブの休憩所にも。
また、野菜販売所の隣にはイートインスペースがあり、揚げ豆腐やおでん、うどんやお弁当などご飯ものを買って食べることができます。
右側のバイキングでは、自家製のおかずが150円(100g)から量り売りされています。使われている野菜は地元のものばかり。それぞれ毎日、丁寧に手作りされています。
パーキングエリアのフードコートに少し似ていますが、地産地消や手作りへのこだわりなど、“この店ならでは”の味と空間は、他では絶対に味わえないもの。
今回はお昼を軽く済ませてきたので、外でおやつを買いました。
可愛らしいミニソフト。種類がたくさんあって悩みましたが子どものリクエストで巨峰に。
そしてこちらの「いもポテト(100円)」も。
外側の皮はパリッとした食感も残っていて、嚙み切ると中はホクホク、素朴な甘みが広がります。これが100円は安い!
そしてこちらでお店の方にお話を聞いたのですが、1番驚いたのは、民間運営ということ。
というのも、道の駅やJAさんの直売所など、地域の直売所は公的な機関が携わっているというイメージがあり、それらと繋がることで流通ルートを確保したり、比較的大きな規模で運営できるものだと思っていました。
聞いたところ、はじまりも今も変わらず、オーナーさんが掲げる“地域に根付いた場所をつくり、そこで美味しいものを届けたい”という思いのもと、運営が続いているそうです。
地域の人の憩いの場でもあり、近年は他市からはもちろん、県外からのお客さんも増え、「佐賀の買い物はマッちゃんで」と言われるほど浸透してきたそうで、嬉しそうに様子を語ってくださいました。
今回はさがいちご(380円)、菜の花(100円)、アスパラ(150円)を購入。
地元の和やかな雰囲気に包まれながらも、外からのお客さんも温かく迎えてくれる、優しさと安心感に満ちたお店。
そして、新鮮で栄養たっぷりの美味しい野菜とご飯に出会えるお店。
はじめての方や朝早くに行くのが難しい方は平日がおすすめです!