【京都市西京区】京の西の守護神 酒造の神様に小雨降る中でも2024年初詣に長蛇の列 4月には酒ー1も
京都の西の守護神でもある松尾大社(まつのおたいしゃ)の2024年元旦の初詣に、小雨の中でも午前零時を回ったところで長蛇の列ができていました。境内への入場制限が20回にわたって行われたほどでした。同社広報の岩田康彦権禰宜にお伺いすると、松尾大社には、「例年元日に約10万人、三が日合わせて約20万人が訪れています」とのことですが、今年もほぼ変わらない人出が見込まれそうです!
松尾大社は、京都最古の神社で、大宝元年(701年)に秦氏によって創建されました。祭神は大山咋神と市杵島姫命で、酒造りの神様として知られることから、室町時代末期頃より「酒造第一祖神」として崇拝されるようになりました。
亀の井とよばれる湧き水を元水に加え酒を醸造すれば腐らないという伝承があることもあり、境内には各地の酒造業者が奉納した酒樽が山のように積まれています。この日は、酒枡も山のように積まれ、枡酒の授与にも行列が出来ていました。
和服姿で参拝していた姉妹は韓国のソウルから観光でやって来たチウンさんとチオンさんでした。学校を「無事卒業できますように」と学業成就のお守りを買い求めていました。
大鳥居から境内の参道には、たくさんの露店が姿を現しました。懐かしいくじで本数をゲットする「みずあめや」さんの大将は、この仕事を40年続けているそうです。この日は娘さんと一緒に仲良く出店。親子と聞いて「いいですね」と話すと、「何よりのしあわせですよ」と照れ気味に笑顔で答えてくださいました。
松尾大社では、2023年4月14日(日)に「第7回酒-1グランプリ」が5年ぶりに開催されます。全国から40を超える蔵元が集結し、来場者の投票によって「酒蔵日本一」が決定されます。松尾大社 酒―1グランプリ実行委員長の葉石かおりさんは、「5年の間にさらに技術革新が進み、世界レベルの味になった日本酒。神聖なるお酒の神様の元、日本酒を味わいつつ、皆さまの1票で“今年の顔”となるグランプリを選んでください。」と呼び掛けています。
松尾大社(外部リンク)京都市西京区嵐山宮町3 075-871-5016
松尾大社 酒-1グランプリ(まるにR)実行委員会(外部リンク)