世界で愛される“フランス料理”の喜びをわかち合う「フランス レストランウィーク 2023」開催中
国内最大級のフレンチの祭典 ダイナースクラブ フランス レストランウィーク 2023(以下、フランス レストランウィーク)。開催を心待ちにしていたフレンチファンも多いのではないでしょうか。 今年(2023年)で13年目となるこのイベントの発起人はご存じアラン・デュカスさん(トップ画像)。三つ星のフレンチをはじめフランスのみならずアジアから中東まで世界8カ国で33店のレストランを手がけるほか、ショコラ、カフェ、ビスキュイ、アイスクリームと子どもからお年寄りまで楽しめるスイーツでもその手腕を発揮する フランスガストロノミー界の神様 のような世界的に著名な料理人です。
「私はフランス料理人ですからフランス料理は世界に誇るすばらしい料理だと信じています。”フレンチは高級でルールが難しく敷居が高い”。そんな印象をお持ちの人もフレンチを愛する人も、すべての人がもっと気軽にフレンチの喜びを享受できる。そんな機会をつくりたくてこのイベントをスタートしました」(デュカスさん)。
先ごろ、そんなデュカスさんの哲学を受け継ぐ女性料理人 Le Camondo(ル・カモンド) シェフの Fanny Herpin(ファニー・エルパン、以下ファニー)さんが来日。フランス レストランウィークの実施を祝って東京・銀座にあるフレンチ Opuses(オウパセズ)料理長の十楚武志さんと4ハンズセッションを行いました。
フランス レストランウィークは毎年ユニークなテーマが設定されていて、2023年のテーマは パリのビストロ 。ビストロらしいパテ/テリーヌ、ポタージュ、ブイヤベース、ジビエ、ムニエル、ヴァローナのチョコレートを使ったデザートのいずれかを組み込んだコースがつくられています。
イベントに参加する北海道から沖縄まで日本全国500店以上のフレンチレストランのシェフたちが、テーマに合うどんな料理をつくりあげるのかも楽しみのひとつです。(注:パリのビストロメニューをつくっていない参加店もあり)
その年に注目すべき旬のシェフ、未来のスターシェフに光を当てる フォーカスシェフ を発表するのもフランス レストランウィークでは毎年恒例。2023年は前出の Opuses 十楚武志さんのほか、ルアン NIPPONIA HOTEL 函館 港町 齋藤寿樹さん(北海道)、フランス料理「モン・フレーブ」菊池拓紀さん(岩手)、Le Rokujian(ル ロクジアン)堀口学さん(京都)、高宮庭園茶寮 藤一輝さん(福岡)、aisance(エゾンス)高坂星也さん(沖縄)の6名が選ばれました。
また 日本の食文化を応援!トレ・ボン日本のテロワール をキーワードとして提唱し、シェフと共に日本の生産者を応援しています。たとえばフォーカスシェフ Opuses 十楚武志さんが応援しているのは石川・能登島にある NOTO 高農園 。高利充さん・博子さん夫妻が営むNOTO 高農園は、能登島特有の赤土の土づくりから取り組む有機野菜とハーブを年間100種類以上も育てています。
ちなみに正式名称は ダイナースクラブ フランス レストランウィーク ですが、ダイナースクラブの会員でなくても誰でも参加できます。このためだけに考案されたコースメニューは、2500円/5000円/8000円のいずれかとプライスもお手ごろ。「フランス レストランウィークをきっかけに初めてフレンチを体験した、フレンチを好きになった、そんな人が増えたら嬉しいですね」とデュカスさん。
フォーカスシェフ Opuses 十楚武志さんのコースはランチ2500円、ディナー5000円。参加レストランは公式サイトで検索することができます。
食欲の秋。デュカスさんの愛するフランス料理の喜びを味わいにでかけませんか。