健康と運動、そして加齢 足を痛めて解った自分の運動年齢と運動する理由
先日、痛めてしまった右ひざの調子がようやく良くなってきた。
約3週間、右ひざの痛みに悩ませられた。日常生活では全く支障はなかったが、外に出て運動をしようとすると、自分が思う以上に一歩ごとに痛みが走った。
痛みの大きな原因として思い当たることがある。ストレスだ。もちろん、ストレス自体で膝を痛める訳はない。人間は生きていれば誰もが感じるストレス。私が特別大きなストレスを受けたんだ、そんなふうに言えるような自分に対する言い訳はない。
何時ものように、朝の公園に出かけていた。仕事が忙しくない日の朝限定なので、週に2日か3日程度だけれど、朝の空気は気持ちよくて気分転換にちょうど良い。
嫌なことがあるときは、誰かに話したり、愚痴を聞いてもらったりすることもあるけれど、手っ取り早いのは自分で自分の機嫌を直すことだと思う。朝のすがすがしい空気がモヤモヤしている心の中身を入れ替えてくれる。そう思った私は連日公園に出かけて、いつも以上に運動をしていた。
足音がバタバタと大きな音だった。
右ひざに痛みが出てしまい、原因は?頭の中を探ると思い出した。バタバタと大きな私の足音。そうだよね。何だか納得した。
ストレスで脳が疲れ、何とかならないかと思っていた私は気分が乗らず、むきになって運動していた。イヤイヤの気持ちと、現状を何とかしたいというチグハグさが、一歩一歩をダラダラと足を運んでいたのだった。だから、足音がバタバタと大きな音を立てていたのだった。
若い頃ならば、少しのことは体力と身体能力が解決してくれたけれど、加齢に伴って体力も身体能力も若い頃と同じではなくなっていると実感した。
自分の運動年齢を知る
まだ十分若いし、体力もある。運動だってしている。しかし、実年齢を嫌でも感じさせられる出来事だった。そして、加齢には逆らいきれないようだ。
運動年齢は実年齢以上に個人差が大きい
もともとの身体機能に加え実年齢に加齢、そして個人が行う運動習慣。自分の運動年齢と一言でいても個人差はとても大きい。いずれにしろ、自分にあう運動して、体力に合わせて少しずつ負荷を上げて続けることが大切である。
運動する理由
どうして運動をするのか?と考えると、気分転換ということはある。しかし、一番多い理由は美容と健康のためであろう。
運動して健康でいたい。そして、健康を目指す最終の目的は、生きている間は自分の事は自分で出来る体でいたいからだと思う。
生きていれば誰でも可能性がある突発的な病気やケガ、事故などは防ぎようがない部分が多い。しかし、自己管理が大きく影響する生活習慣病は、放置しておくと脳血管障害や心臓病などを発症しやすく、日常生活に大きく影響する。そうなると、自分の事が自分で出来なくなってしまう。
運動を習慣にしている人には特徴がある。程よく筋肉がつくので体が引き締まっている。程よくついた筋肉は姿勢を保てるので、立ち姿や座り姿がきれいに見える。そして、代謝が良くなるので少しくらいでは太りにくくなるし、おなかが空くので食事が美味しい。
そもそも人間も動物なので体を動かしているのが普通である。運動するとおなかもすくので食事も美味しいと感じる。現代病と言われる生活習慣病にも大きな効果があるし、予防にもなる。そして、自分で自分の事ができる時間を長くできる。
朝、起きて、散歩やウォーキングを楽しみ、食事を美味しく食べられる。好きなことができ、行きたいところに行く。やりたいことができる。
当たり前に思うことが当たり前に出来るのは幸せなことだと思った。