罪と恥、嫉妬と妬みの心理学:歪んだ感情が攻撃と犯罪に向かうとき
■恥と罪悪感
悪いことや失敗をして「恥」の意識を持った時、一見反省しているように見えますが、実は本人の関心は、迷惑をかけた相手ではなく、自分自分に向いています。
自己に関心が向くき、「自分はダメで無能で恥ずかし人間だ」と強く感じているのです。
この状態は、頭を抱えて「何てことをしてしまったんだ」と思ってはいますが、心のからの反省ではありません。
こんな事さえしなければ、こんな事にさえなっていなければ、恥をかかずに済んだのに、みんなから責められたりしないですんだのにと、心の中で考えています。
時間よ戻れと思ってはいますが、それはみんなのためではなく、自分のためです。
一方、健全な罪悪感は、行動(したこと、しなかったこと)に関心が向きます。
「自分は悪いことをしてしまった」と反省しています。
恥は自己中心的。罪意識は他者指向的なのです。
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