「卵の黄身の色」←「濃い方が良いの?」料理人の回答に…『もっと早く知りたかった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「卵」はよく食べますか?
朝ごはんに卵焼き、ランチにはオムライス、夜はサラダに半熟卵を乗せたりと、卵は様々な料理に登場する万能食材です。私も大好きで、1日2個は必ず食べています。そんな我々の食卓に欠かせない卵について、こんな質問をよく耳にします。
『黄身の色って濃い方が良いの?』です。
実はこの質問、お店に来るお客さんからもよく頂きます。特に「すき焼き」を提供する際によく話題になるのですが、説明をすると毎回驚かれます。
そこで今回は、国家資格である「調理師免許」を持つ料理人が、皆さんに「卵の黄身の色」について直々に詳しく解説したいと思います。
また、今回の内容を私の「Instagram」で発信し、感想のアンケートを取ったところ、48%の方から『もっと早く知りたかった!』との回答を頂きました。意外と『知ってた』という方もちらほらいらっしゃいましたが、それでも多くの方にとって新しい発見だったようです。
気になった方はぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- 卵の黄身は濃い方が良いの?
- 黄身の色の濃淡はエサによって決まる
- まとめ
卵の黄身は濃い方が良いの?
果たして、卵の黄身は濃い方が“良い”のでしょうか?この「良い」というのは、具体的に2つのことを表していると思います。
1つ目が…「栄養」
2つ目が…「味」
ズバリ、結論からいうと…
黄身の色が濃いからといって良い、というわけではありません!
『え、そうなの!?』と驚かれるかもしれませんが、実は黄身の色の濃淡は鶏が食べるエサによって決まるため、「栄養」や「味」に直接関係するわけではないのです!
黄身の色の濃淡はエサによって決まる
もっと詳しく解説すると…
黄身の色が濃いのは、飼料に黄色いトウモロコシが多く含まれているからです。黄身が濃いと美味しそうに見えるため、飼料に「パプリカ」や「マリーゴールド」の粉を加えることもあります。
一方で、主にお米を食べている場合だと、卵の黄身は白っぽくなります。
まとめ
- 黄身の色の濃淡は「栄養」と「味」に関係はない
- 黄身が濃いのは、鶏のエサにトウモロコシやパプリカが含まれているため
- 白っぽい黄身は、主にお米を食べている鶏から産まれる