【西宮市】7年半、西宮ガーデンズに存在した「スタジモにしのみや」。その歴史を振り返ります。
2015年4月に阪急西宮ガーデンズ本館5階にオープンしたコミュニティースペース、スタジモにしのみや。
こちらの営業が、2023年9月30日(土)で終了しました。
TOHOシネマズに隣接したガラス張りの「Stajimoルーム」で、何かミーティングを行っているのを見た方もおられるでしょう。
名前の由来は「スタジオ」と「地元」をミックスしたもので、その初日の4月11日(土)には市内在住のクリエイターを中心とした「西宮七縁」というキックオフイベントを開催。
以降も、数多くのイベントやワークショップなどで地元の人たちを繋いできました。
今回は、その歴史を振り返ります。
まずは全国的にも珍しい蔵書のないまちライブラリーでしたが、自身が好きな本を持ち寄ってそれらについて語り合う会や、
中身が見えないように本を包装して書架に置く「本の交換会」が行われました。
また「西宮市内を再発見する」ために、西宮北口地区の昔と今の写真を並べて展示したり、
西宮浜のアートめぐりをする「西宮マリナパークシティ・アートウオーク2018」の拠点にもなりました。
そして筆者も参加していたサークル「しょーもな会」では、お菓子の家を作ったり、
巨大な塗り絵を行ったりと、幼少期に憧れた夢をかなえる場でもありました。
他には、定期的に行われている「阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ」の会場にも。
子供向けの工作教室だけでなく、大人向けの日本酒講座もありました。
一方、展示スペースには、ここがかつて阪急西宮スタジアムだったことから、
現在のオリックス・バファローズの前身である阪急ブレーブスや阪急電車にまつわる物がありました。
これらは2023年11月1日(水)にオープンした、クリスタルガーデンのキッズスペースに移設されました。
場としての「スタジモにしのみや」は閉鎖されましたが、今後もプロジェクトとして「スタジモ」の名前は残るとのこと。
これからも積極的に参加していければと思います。
・スタジモにしのみや
兵庫県西宮市高松町14-2 阪急西宮ガーデンズ本館5階