【名古屋市】家系からポタージュ、鯛白湯まで。名古屋が誇る「個性派白湯ラーメン」個人的BEST3
鶏白湯ラーメンといえば、王道で勝負するラーメンが多いという印象でしたが、ここ最近、変わったコンセプトの鶏白湯ラーメンを提供するお店も増え、様相が変わってきています。
家系と掛け合わせた一杯から、ポタージュ状にして独自路線を走る一杯、鯛とのWスープで生まれる一杯など、個性的なラインナップが揃っています。
そこで今回は、名古屋の美味しいものを求めて市内を食べ回るB級グルメライターの筆者が、地元名古屋の誇る「個性派白湯ラーメン」個人的BEST3をご紹介!完全な主観で、大好きな一杯をお届けします。
3位 名古屋コーチンラーメン はなれ「家系白湯」
名古屋コーチンの鶏白湯で有名な「名古屋コーチンラーメン はなれ」さんが提供する、唯一無二の家系ラーメンが「家系白湯」。通常の家系と比べて、少し黄色っぽいスープが特徴となっています。やや粘度もあり、鶏白湯らしさがしっかりと感じられる一杯です。
一口スープを啜ってみると、まず押し寄せるのは家系の濃い味わい。純度の高い上質な鶏白湯と、少し荒削りの家系が絶妙に組み合わさっています。麺は中太麺。ぷつっと歯切れ良く弾力があり、程よくスープが絡みます。麺本来の小麦の豊かな香りもポイントです。
ランチタイムにはライスが無料なので、スープ&海苔&ライスも手軽にいただけます。鶏白湯の旨味もしっかり海苔に組み合わさって、これがまたクセになる美味しさです...!!
<名古屋コーチンラーメンはなれ>
住所:愛知県名古屋市中区栄3-13-31 プリンセスタウン 1F
営業時間:<平日>11:00~15:00、18:00~22:00 <土日祝>11:00~15:00
※スープが無くなり次第終了
定休日:不定休
電話番号:052-241-5628
アクセス:名古屋市営地下鉄・栄駅から徒歩約8分
2位 麺屋 幸先坂 「濃厚魚介ぱいたんらぁめん」
名古屋屈指の人気を誇るラーメン店・半蔵(はんぞう)が手がける「麺家 幸先坂」さん。看板メニューの「濃厚魚介ぱいたんらぁめん」は、まるでポタージュのような食べ心地の一杯です。
スープは圧力寸銅鍋を使って、豚骨や鶏ガラを高火力・高圧力で抽出したもの。そこに魚介の和風出汁や野菜でとったスープを合わせています。クリーミーな濃厚さがあるものの、しつこくなく、まろやかなコクも感じられて、絶妙な塩梅のダブルスープです。
ひとくち飲めば、旨味の凝縮された泡がじゅわ〜っと溶け、スープのベースになっている出汁や野菜の甘みを感じられます。そして香る麺の小麦。ラーメンでありながら上品な見た目と味わいで、スープを飲み干しても罪悪感が少ない、まさしく割烹料理のような一杯です。
<麺家 幸先坂>
住所:名古屋市中区千代田5-22-18 グランドメゾン鶴舞公園 1F
営業時間:11:00~14:30(L.O.) 、17:30~21:30(L.O.)
定休日:年末年始
電話番号:050-5589-4473
アクセス:JR鶴舞駅から徒歩すぐ
1位 らーめん鞍 「鯛白湯」
新鮮な魚介をベースに、独自路線の一杯を提供する「らーめん鞍」さんの看板メニューが「鯛白湯」。鯛出汁と鶏白湯を合わせた珍しいダブルスープです。着丼と同時に、鯛の香りが漂ってきて、食べる前から期待を高めてくれます。
スープから啜ると、まず感じるのはまったりとした鶏の濃厚感。少し遅れて、鯛の旨味とコクがじわりと伝わってきます。雑味が全くなく、鶏白湯から鯛へ一貫している印象です。まるで鯛×鶏白湯というジャンルが当たり前に存在するかのように、両者が見事に調和しています。
知多半島・丸又商店さんのたまり醤油を使ったかえしも、程よい塩加減でまとめてくれています。低加水の麺は、コシがしっかりしており、歯切れのよい食感。スープにほどよく絡む麺なので、スープの旨味を感じながらも、小麦の風味をダイレクトに感じられます。
<らーめん鞍>
住所:愛知県名古屋市千種区今池4丁目8-8
営業時間:11:30~14:30、17:30~20:00
定休日:不定休
電話番号:080-4521-6249
アクセス:名古屋市営地下鉄・今池駅から徒歩2〜3分