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住宅街の一角に!ツツジ咲く「角川庭園」と国登録有形文化財「幻戯山房」

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こんにちは、「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、杉並区の住宅街の一角にある「角川庭園・幻戯山房」を見学してきました。

「角川庭園・幻戯山房」は、JR・東京メトロ丸の内線「荻窪駅」南口より徒歩約15分の場所にあります。

先日ご紹介した「大田黒公園」とあわせて訪れるのがオススメです。

角川庭園・幻戯山房(げんぎさんぼう)とは?

「角川庭園・幻戯山房」とは、角川書店(KADOKAWA)の創設者である故角川源義(かどかわげんよし)氏の邸宅を、遺族からの寄贈を受けて改修し、2009年(平成21年)5月に区立公園として開園したものです。入園料は無料です。

まずは角川庭園を見学

角川庭園は手入れが行き届き、とても綺麗に整備されています。俳人でもあった角川源義氏らしく、園内には四季折々の草花と400本の樹木が植栽されており自然豊か。筆者が訪れた4月半ばは、ツツジが咲いておりとても華やかでした。

黄色いヤマブキも。色とりどりの花に出迎えられて歩く「石畳の小道」は、童話の世界のようでもありました。

石畳の小道の途中には道祖神も。可愛らしい顔をしています。

ツツジなどが咲く石畳の小道をぬけると、ジャングルのように生い茂る樹木のなか、石畳の階段をのぼっていきます。

石段の階段をのぼりきると、開放的な芝生広場が広がります。紫色をしたシャクナゲも発見!庭に咲く花で四季を感じる暮らしは心が豊かになりそうですね。背後の建物は、国指定有形文化財である「幻戯山房」です。

シランも咲いています。

園内には、なんと水琴窟があります。つくばいから水をすくって、丸い石にそそぐと綺麗な音がしますが、水を注がなくても、美しい金属音が聞こえてきました。あまりにも澄んだ音色で、この場所を離れるタイミングを失ってしまいます。

隣接する田んぼが埋め立てられ団地が建設されるにあたり、目隠しとしてシラカシが植えられました。たしかに目隠しとしての役割が果たされているのがわかりますね。

小さな庭園のため、訪れる人もとても少なく、自分のペースでのんびり庭園を見学できます。綺麗な花に癒され、水琴窟の音色に癒され…、休日の気分転換にもぴったりです。

つづいて幻戯山房を見学

幻戯山房は、1955年(昭和30年)に竣工した、角川源義氏の旧邸宅。俳人であり建築家である加倉井昭夫氏が設計した、木造2階建ての近代数寄屋造りの邸宅です。2009年(平成21年)11月に国の有形文化財に登録されました。

旧書斎
旧書斎

1階のみ見学でき、上の写真は展示室として利用されている旧書斎です。茶室や詩歌室は貸し出しを行っており、利用者がいる場合は、各々の部屋は見学できません。どの部屋も庭に向かって配され、大きく窓がとられており開放的です。

茶室
茶室

茶室の利用者がいなかったため、見学させてもらいました。4畳半の茶室では庭園を眺めながら茶の湯が楽しめます。隣には2畳の水屋(茶室にそなわる台所のような場所)もあり、そちらも見学させてもらえます。

上の写真は、茶室を外側から撮影したものです。

「角川庭園・幻戯山房」は見学するだけならあっという間ですが、芝生広場には切り株のベンチも置かれ、天気のいい日に、四季折々の花を眺めながらのんびり過ごすのもいいのではないでしょうか。とても静かで、心が落ち着きます。

角川庭園・幻戯山房
住所:東京都杉並区荻窪3-14-22
電話番号:03-6795-6855
開園時間:午前9時〜午後17時
休園日:水曜日、12月29日〜1月1日
アクセス:JR・東京メトロ丸の内線「荻窪駅」南口より徒歩15分
公式サイト(外部リンク)

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WEBメディア「ホリデーノート」運営。Amazon Kindle最高3位『わたしをご機嫌にする休日』著者。Yahoo!ニュースエキスパートでは、旅行メディアの運営経験もいかし、「ここ行ってみたい!」とワクワクするようなスポットをご紹介。

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