世界遺産の中でキャンプできる!日本初のお寺が作ったキャンプ場Temple Camp大泰寺がオープン!
ユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の熊野エリアにある、大泰寺に併設されたキャンプ場「Temple Camp大泰寺」が2021年6月にオープンしました
日本初の「お寺×キャンプ」
Temple Camp大泰寺は、和歌山県那智勝浦の大泰寺に併設する「常設キャンプ場」です。
熊野古道の清らかな自然が心を落ち着かせ、心も体も豊にしてくれます。また、心を落ち着かせて過ごすための、サイト作りや利用ルールが定められているので、静かに自然を満喫したいキャンパーにはぴったりの環境でしょう。
Temple Camp大泰寺公式サイトにて、キャンプ場の様子やお勤め体験、予約について確認できる。
計9区画の落ち着いたサイト
キャンピングカーや車で車中泊ができる電源付きRVパークが5区画、車で乗り入れ、車のすぐ横にテントが張れるオートサイトが4区画、合計9区画から成り立つキャンプ場です。
人が多すぎない環境だからこそ、より落ち着いて過ごすことができるでしょう。
静かな時間が流れるキャンプ場
一般的にキャンプ場は、22時以降が静かに過ごすクワイエットタイムとなっていますが、「Temple Camp大泰寺」では少し早めの21時スタートです。翌朝のお勤め体験に備えるのも良いですし、静かに夜の熊野古道の空気を楽しむこともできます。
お寺ならではの体験が出来る
坐禅体験や仏像鑑賞ツアー、写経体験などお勤めやお寺への理解を深める体験ができます。坐禅体験では、小さい子どもなど長く座ることに不安がある方も、お勤めが体験できる様に30分の短縮した座禅体験をすることができます。
通常は大泰寺の様に、座禅と仏像の両方の要素を持つ寺院は珍しいのですが、大泰寺は密教系の寺院と禅寺の要素を持っています。大泰寺は天台宗の寺院として始まり、江戸時代に紀州が徳川御三家となってから臨済宗へ改宗したことで両方の要素を持つ寺院となりました。
また、大泰寺には各時代の仏像が揃っています。そして当時では最先端の金泥塗り、という彩色を施している国の重要文化財に指定さた本尊の薬師如来様がいらっしゃいます。
話題のテントサウナも楽しめる
水風呂の代わりに自然の清流を利用した「リバーサイドサウナ」を楽しめます。2020年11月に「アウトドア宿坊」としてキャンプ場を整備し、2021年6月のグランドオープンでテントサウナが新設されたそうです。
リバーサイドサウナのみならず、夏場は川遊びを楽しむことができるでしょう。
細かい気遣いが詰まったキャンプ場
紀伊山地の霊場と参詣道の豊かな自然とお寺の伝統的なお勤め体験に加え、整備の整ったキャンプ場の中で、リバーサイドサウナも体験できるのは日本で唯一、Temple Camp大泰寺だけです。
静かで快適なキャンプ場やお勤め体験など、キャンプとお寺というテーマを組み合わせて、心と体を落ち着かせる空間が演出されています。座禅体験の30分コースなど、多くのキャンパーが気軽にお寺の魅力を感じれる様な気遣いが随所にみられるので、なんとなく敷居が高いと感じているキャンパーも是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?