こんにちは、南森エレナです。京都のグルメは味や見た目だけでなく、京町家やレトロ建設など非日常的なロケーションの空間で食事やスイーツを体験できるところが魅力のひとつです。
JR東海が1993年秋よりスタートした京都の観光キャンペーン「そうだ 京都、行こう。」の公式ホームページには「癒しの京都旅行プラン」のひとつとして、京都の円山公園の近くにある「長楽館」を紹介しています。
今回は、JR東海の「EX旅先予約」で事前に申し込みをした方のみ体験できる特別な癒しプランをご紹介します。

祇園・円山公園のほとりに迎賓館として建てられた「長楽館」

京都・東山の一角にある円山公園のほとりに佇む「長楽館」。八坂神社をはじめ、清水寺や高台寺、知恩院など京都の名所が近いので、道中は王道の京都観光を楽しみながら行くことができます。
JR京都駅からタクシーで約15分、そのほか京阪「祇園四条」駅から徒歩約10分、京都市営地下鉄「東山」駅からは徒歩約15分と、比較的アクセスも便利です。

門をくぐるとルネサンス建築の外観が見えてきます。「長楽館」は明治42年に煙草王と呼ばれた実業家の村井吉兵衛氏により、国内外の賓客をもてなすため建てられた迎賓館。「長楽館」という名称は、初代内閣総理大臣の伊藤博文氏により名付けられました。
建物は本館と新館で構成されており、レストランやカフェのほかに宿泊施設も兼ね備えています。

「長楽館」の魅力は、食事やスイーツを楽しめるだけでなく、外観のほか応接室や食堂などそれぞれ異なる建築様式が盛り込んであり、世界の芸術様式を鑑賞できるところ。

本館2階「喫煙の間」の入口上部に掲げられた扁額は、伊藤博文氏直筆のもの。

明治の洋館で味わう季節のアフタヌーンティー

長楽館といえばアフタヌーンティー。英国式アフタヌーンティースタンドに、スコーンやサンドウィッチが並び、ケーキやお茶とともに楽しむことができます。

上段：自家製焼菓子1種、季節のフルーツ2種、スイーツ3種

中段：自家製スコーン2種　クロテッドクリームと自家製ジャムを添えて

下段：季節のフィンガーフード4種

別皿：お愉しみの一皿

ドリンク：アペリティフ・紅茶＆コーヒー各種。長楽館おすすめのセレクトティーやフレーバーティーが豊富にそろっています。

【迎賓の間確約】JR東海「EX旅先予約」の癒しプラン

アフタヌーンティーは通常利用も可能ですが、JR東海のEXサービス会員向けに提供する「EX旅先予約」の癒しプランに事前申し込みをすると、1日1組限定で本館1階の「迎賓の間」でアフタヌーンティーを楽しむことができます。
また、こちらは通常非公開の「御成の間」など館内の案内付き。館内の案内や「御成の間」の見学は、通常利用では体験できないので、EXサービス会員の方はぜひこの機会に利用してみてはいかが。

通常非公開の「御成の間」

本館3階にある「御成の間」は、折上格天井や床の間、付書院、飾り窓などを配した日本建築のなかでも最も格式のある「書院造」の和室です。
バカラ製のシャンデリアや波に千鳥を描いた襖絵など東洋と西洋の文化が融合おり、この一室だけでも見どころ満載です。

【ホテル長楽館】わずか6室の客室

せっかくなので「長楽館」の宿泊施設もご紹介します。隣接する新館の3階と4階には、6室の客室が設けてあります。最上階4階はもっとも眺望の良いツインルーム。

4階は京都タワーとほぼ同じくらいの高さになっているのだそう。北向きの窓は円山公園に面しており、遠くには平安神宮が見えるのも魅力的ですね。

宿泊者専用スペース

宿泊者専用スペース

夜は宿泊者専用プライベートバーに

本館1階にあるBarは、かつては村井吉兵衛氏の書斎として使われていた一室。現在でも重厚な作り付けの書棚が残されています。現在はホテルフロントになっており、宿泊者専用プライベートバーとしてくつろぐことができます。

京都に行ったら一度は訪れたい歴史ある「長楽館」。この夏は、JR東海「EX旅先予約」の癒しプランで、「長楽館」のアフタヌーンティーで癒しのひと時を過ごしてくださいね。

取材協力：長楽館、東海旅客鉄道株式会社

長楽館と東海旅客鉄道株式会社の協力により特別に撮影許可を得て作成しています。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。