11/17 パン屋っぽくないパン屋が梅ヶ丘に新規オープン! hnn(んんん)
ハードパンは必食!住宅街の中にあるパン屋の概念を覆すベーカリー
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
今回紹介するエリアは東京都・梅が丘。2023年11月17日、小田急線の梅ヶ丘駅から徒歩11分のところに新規オープンしたhnn(んんん)
卸しの仕事をしている知人からオープンすることを教えてもらい、ほぼ予備知識がない状態でオープン日に訪問。まさかの雨、それもオープンする12時頃には豪雨という凄い状況のなか行ってきました。
インスタを見る限りでは、晴れていたら簡単な立て看板くらいはでていそうなのですが、目的をもっていかないと通りすぎてしまいそうな、普通の建物です。
扉を開けたらパンが陳列されていて・・・という店舗をイメージしていたのですが、どうやらこちらのドアを開けて、自分が買いたいパンを伝えて購入ってスタイルなようです。
オープンは12時からで、初日ということもあるかもしれませんが、焼き上がっているパンが少なかったので、何種類かから選びたいのであれば、もう少し遅めに行った方がいいかもしれません。
ざっくり情報を知りたい方はYouTubeshort(約30秒)をチェック
カンパーニュ、バゲット、バナナブレッドを実食
予備知識はほぼなくても、店主が代々木八幡にある天然酵母パンの草分け的存在「ルヴァン」出身ということだけは分かっていたので、食べる前から期待大。丸々大きいものを焼き、欲しい分だけカットしてもらうようで、今回は1/4を購入。
カリカリっとしたクラスト(外側)、皮部分が薄く香ばしくて、クラム(内側)は軽くペタっとした食感ながら弾力もあります。酸味はありつつもカンパーニュ初心者でもOKそうなライトな酸味。そのままでも美味しいのだけれど、トーストしなおした方が、よりクラストのカリッと感が増すので好き。
クープが一本だけ、スーと入っていて、さっくり軽い口当たりです。それでいてクラム(内側)はムギュムギュっとキメの細かさも感じ、噛めば噛むほど小麦の味わいを感じることができるバゲット。主張しすぎないのに、きちんと味の輪郭ははっきりしていて、そのまま食べても良いけれど、食事のお供に食べるのが一番合いそう。
こちらも好きな枚数だけスライスしてもらえるので、今回は2切れ購入。しっとり優しい甘味ある生地には、ホロホロっとした食感で、バナナの果肉にところどころで遭遇します。クラスト(外側)は焼き色濃いので気持ち香ばしさも感じ、バナナの甘味とのコントラストが良き。
12時の時点で凄い雨だったにも関わらず、オープンを待つお客さんの行列ができていて、パンのラインナップ全貌を聞くことはできなかったのだけれど、もう少し落ち着いた頃の晴れた日に再訪して違うパンも食べてみます。
hnn(んんん)
住所:世田谷区梅ヶ丘3-14-14
営業時間:12:00~