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羽生善治九段、B級1組順位戦で白星を積み重ねるか? 1月12日、千田翔太七段と対戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 1月12日。東京・将棋会館において第81期順位戦B級1組11回戦▲千田翔太七段(4勝5敗)-△羽生善治九段(4勝5敗)戦がおこなわれます。

 千田七段は前節の近藤誠也七段戦、後手番で1手目を指してしまい、痛恨の反則負けを喫しました。

 羽生九段は丸山忠久九段に勝ち、降級の危機からはかなり遠ざかりました。

 羽生九段と千田七段の過去の対戦成績は、羽生4勝、千田2勝です。

 直近では12月27日、王座戦二次予選で対戦。羽生九段先手で矢倉となり、87手で羽生九段が勝っています。

 羽生九段の今年度成績は25勝14敗(勝率0.641)です。

 羽生九段は現在、王将戦七番勝負で藤井聡太王将に挑戦中です。

 千田七段の今年度成績は10勝14敗(勝率0.417)です。

 昇級争いでは▲澤田真吾七段-△中村太地七段戦が大一番となります。

 昨日11日におこなわれたA級7回戦の結果、佐藤康光九段の陥落が決定。来期はB級1組所属となります。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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