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10日断食で-6キロ?!筋肉が大幅に減る?太りやすい体質になる?メリットは?【トレーナー解説】

高稲達弥 (マッスルウォッチング)宅トレ専門200万人YouTuber

宅トレ専門200万人YouTuberの高稲です!

「今すぐ痩せたい!」

「不健康でも良いから結果が欲しい!」

もちろん何も食べないのが一番体重は減ります。

今回は断食中に何が起こっているのかお伝えします。

断食で減った体重の25%は筋肉が減っている

10日断食で6キロ体重が減った場合、25%の1.5キロは筋肉が減っています。

筋肉が減ると体が薄くなり、メリハリがなくなります。

また1.5キロの筋肉を再び取り戻すには数ヶ月〜1年のウェイトトレーニングが必要となります。

断食で減った体重の75%は水分と脂肪が減っている

10日断食で6キロ体重が減った場合、75%の4.5キロは水分と脂肪が減っています。

水分と脂肪がどのぐらいの比率で減るのかはその人次第です。

普段から糖質の多い生活をしていた場合、多くの水分量が減ったことが予想されます。

10日断食のメリット

体重減少

短期間で大幅な体重減少が期待できます。体内の水分や脂肪が減少し、見た目の変化も感じられるでしょう。

デトックス効果

体内に蓄積された老廃物や毒素の排出を促し、身体をリフレッシュできます。

内臓の休息

消化器官を休ませることで、消化機能の改善や便秘解消に繋がることがあります。

オートファジーの活性化

細胞内の不要なタンパク質などを分解・再利用するオートファジーが活性化し、細胞の若返りや健康維持に貢献する可能性があります。

10日断食のデメリット

栄養不足

長期間の断食は、必要な栄養素の不足に繋がり、健康を害する可能性があります。

筋肉減少

体重減少に伴い、筋肉量も減少します。

リバウンド

断食後の食事内容によっては、体重がすぐに元に戻ってしまうリバウンドが起こりやすくなります。

その他

めまい、頭痛、低血糖、脱水症状などの体調不良が生じる可能性があります。

最悪のパターンはリバウンド+痩せにくい体質

ほとんどの人が知識なく断食を繰り返します。

その結果、筋肉が落ちるところまで落ち、脂肪は減らなくなります。

最初に断食で体重が落ちたのは、

・筋肉量が多かったから

・若かったから

などの要因です。

知識なく安易に繰り返し、40代以降で非常に困っている人がたくさんいます。

リスクなく、今すぐ痩せたい場合に行うべき運動は骨盤ケア

断食でもしない限り、筋肉や脂肪というのは短期間では減ったり増えたりしません。

短期間で増減があるのは水分量です。

つまり便通改善とむくみ改善がリスクなく今すぐ痩せる安全な運動方法になります。

詳しいやり方は動画を見てください。

動画リンク:【寝たまま骨盤ケア】1日1回7日間で老廃物ドバドバ!生理痛・PMS・便秘・ぽっこりお腹解消!(シリーズ合計2000万回再生突破)(YouTube)

時間がない、ちょっと試してみたい方には1分版もおすすめ。

リスクなく、今すぐ痩せたい場合に行うべき食事法は糖質を減らし、タンパク質を増やすこと

糖質を摂ると体に水分が溜まりやすくなります。

例えば、下記のように糖質を半分に減らし、タンパク質を倍に増やすと体から水分が抜けた分だけ体重が減ります。

・茶碗一杯の白米→茶碗半分の白米

・100gの焼き魚→200gの焼き魚

普段から糖質を摂りすぎている人はノーリスクで体重を減らすことができます。

安易な方法は高リスク。そして効果は一瞬。

断食で痩せても、元の食生活に戻れば体重はすぐ元通りか、それ以上に増えます。

賢く健康的な食事方法と運動方法を組み合わせて、将来後悔しないようにしましょう!

宅トレ専門200万人YouTuber

200万人超YouTuber。パーソナルトレーナー歴17年。専門分野は自宅での効果的・効率的なエクササイズ。マッスルウォッチング株式会社 代表取締役。2007年よりYouTubeチャンネル「Muscle Watching」を運営。「美人はキレイな筋肉でできている(KADOKAWA)」など著書4冊。「サクッとエクササイズスタプラ」「おはよう朝日土曜日です」などTV出演多数。ViVi・CanCam・日経ヘルスなど雑誌掲載多数。

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