Yahoo!ニュース

学習机は小学校入学前に準備する?準備する派もしない派も忘れちゃいけない大切なコト

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

今日はこれから時期に私がよく聞かれる入学前の学習机の準備についてです。

ちなみに選ぶ暮らしラボ調べでは、入学前に準備した人と、しなかった人のそれぞれの数は半々でその理由は以下のようになっています。

■入学前に準備した派
祖父母が必要だろうと買ってくれた。
学習机を買った方が勉強する気になると思った。
宿題や勉強する習慣をつけるため。
自分のスペースがあるとやる気がアップするのではと考えた。

■入学前に準備しなかった派
我が子が使うとは思えなかった。
家に置く場所がない。
とりあえずリビング学習で乗り切りたい。
私自身が自分の机で勉強をする子ではなかったので。
転勤族で、次に住む家で子ども専用の部屋が確保できるかわからないので。

入学前に準備をしなかったけれど下の子に宿題の邪魔をされるようになり、急遽購入したという家庭もあります。

基本的に、準備をする、しないのどちらが正解ということはありません。「我が家の答え」として入学前に準備をするのかしないのかを考えればよいと思っています。

そして事前に準備する派、準備しない派、どちらも考えなくてはいけないことがあります。

準備する派:学習机の使い方を教える

子どもの学習机は、棚といくつかの引き出しが併用されています。残念ながら学習机を与えるだけでは子どもは使えるようになりません。棚と引き出しのそれぞれの使い方を親が子どもに教える必要があります。  

例えば棚。座ったら正面にあり、モノを出し入れしやすい場所なので、一番使用頻度の高い、教科書やノートを収納するのが理想です。

そして、大小さまざまな大きさの引き出しは、中に入っているモノが一目見たらわかるように、モノを重ねないように入れます。文具などを収納するのであれば、仕切りが必要です。

足元のほうにある深い引き出しは、ついモノを上から重ねしまいいますが、この深さは本や書類などを立てて収めるためです。 

引出しに入れるモノは、重ねないで開ければ中身が一目でわかるように立てて収納しましょう。

準備しない派:勉強する場所と道具の置き場を考えよう

学習机を準備しない派の人が最低限考えることは、どこで宿題などの学習をするのかと学習道具の置き場の準備です。

我が家では、ダイニングテーブルのそばに、教科書やランドセル、鉛筆削り、文房具の置き場となる棚を設置しています。

ダイニングテーブル周りに、子どもの学習道具を置くことにになるとスペースの確保が大変な場合もあります。しかし、勉強する場所と道具の置き場所が離れていたら後片付けがめんどうくさくて散らかるかもしれません。

たった数年間だけかもしれませんが散らかることは大人にとってかなりストレスになるので、学習道具の置き場は慎重に考える必要があります。

ちなみに私自身が子どもにダイニングテーブルで勉強をさせていた感じたことは、散らかりやすいので後片づけを教えるチャンスがあるということです。

いくら宿題の途中でも、食事の時間になれば一旦テーブルをきれいに整えないといけません。消しゴムのカスも取り除かないといけません。

家族の中で保護者や年上の兄弟などの夕飯の時間がずれる時は、宿題をダイニングテーブル一面に広げていては困るので、家族が食事するスペースも確保しながら勉強道具を省スペースで広げるという工夫も考えないといけません。

我が家は小学校高学年までリビング学習
我が家は小学校高学年までリビング学習

つまり、ダイニングテーブルでの学習は使ったらリセットする必要があり(大変ですが…)、家族のことを考えて使わないといけないので、公共の場でのマナーも学べるという一面もあるのではと思っています。

事前に準備をすることだけが正しいとは言えない。

入学前に学習机を準備するかしないかはそれぞれの家庭の考え方次第です。学習机を準備する派は机の使い方を教え、準備しない派は、どこで勉強させ、どこに道具を収納するのかを考えてください。

実際のところは小学校生活が始ってみないとわからないことも多いです。入学前に学習机を準備していない人は焦る必要はありませんし、準備しても親の理想の通りに使ってくれなくても残念に思う必要はありません。

子ども自身が必要だと思ったときに自然と使うようになるので、その時に親としてサポートができるようにしておけばよいと思います。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

藤原友子の最近の記事