何をしても赤ちゃんが泣き止まない…。知っておきたい5種類の泣き方と6つの特徴と対処方法
何をしても泣きわめく我が子。抱っこしても、おむつを替えても泣き止まなくて、もうお手上げ‥と途方に暮れていませんか?赤ちゃんが泣いている原因の特定はなかなか難しいと言われていますが、実は赤ちゃんの泣きは、月齢が進むにつれて理由が変化していきます。今回は、様々な赤ちゃんの泣きの種類と泣き方の特徴・対処法についてご紹介していきます。
知っていると役に立つ!?赤ちゃんの「5種類の泣き方」
最近は、赤ちゃんの泣き声判定ができるアプリまで登場しています。あくまで目安ではありますが、確かに泣き声、泣き方には違いがあり、そのニュアンスの違いが特定の不快感や欲求を教えてくれるのだとしたら、育児がさらに楽になりますよね。ぜひ、わが子の泣き声に耳を傾けてみてください。
・ネェ(Neh)お腹がすいた
・オォ、アァ(Owh)眠たい、疲れた
・ヘェ(Heh)おむつを替えて欲しい、汗をかいて気持ち悪い
・エッ(Eh)ゲップを出したい
・エァー(Eairh)お腹にガスがたまっている、お腹がが痛い
夕方になると泣き止まなくなる…もしかした黄昏泣き(コリック)かも?
黄昏泣きは、夕方から夜にかけて赤ちゃんが明確な理由もなく激しく泣き続ける現象をさします。1週間に3日以上、または1日に3時間以上激しく泣き続けるケースも多く、「うまく泣き止ませられない」と自分を責めがちですが、決して親のせいではありません。
黄昏泣き(コリック)の原因有力説
絶対にコレと特定できるわけではありませんが、もしかしたら下記のような原因で泣いてるのかもしれません。
①おなかの不調(腸内のガスがたまる・便秘・ぜん動運動)
しっかりゲップもさせてあげて、便秘になってないかも確認してください。
②おなかの深刻な不調(消化不良・食物アレルギー・胃食道逆流)
激しい嘔吐が続く、呼吸音がおかしいなど。いつもと違う状態なら、かかりつけ医に相談してください。
③脳の未成熟
新たな世界での新しい経験を処理しきれないで、興奮状態になって疲れて大泣きのケースがあります。
④気質
生まれ持った繊細な気質や、不安要素を多く持って生まれた子など、不快感や不安が泣きとなってひどくでる赤ちゃんもいます。
「何をやっても泣き止まない泣き」の特徴
あやしたり、空腹を満たしたり、眠らせようと試みたりしても、何をやっても泣きやんでくれない泣きは、「パープルクライング」と呼ばれることもあります。赤ちゃんの泣きの特徴を表した英語の頭文字(PURPLE/パープル)をとったものです。
【P】Peak of Crying:生後2週間ごろにあらわれ、2か月ごろピークを迎え、そのあとは徐々に和らいでいきます。
【U】Unexpected:泣いている理由を予想できません。
【R】Resists soothing:さらに、なだめることもできません。
【P】Pain-like face:たとえ痛くなくても痛そうな表情で泣きます。
【L】Long lasting:長く続くといわれ、トータルで1日5時間泣くことも。
【E】Evening:とくに午後から夕方にかけてよく泣くといわれています。
揺さぶりすぎは危険です
母子手帳にも記載がある「揺さぶられっ子症候群(ゆさぶられっこしょうこうぐん)」をご存じですか?乳児の身体を大きく揺することで、網膜出血、硬膜下血腫やクモ膜下血腫が引き起こされることをいいます。
新生児~生後6ヶ月未満の乳児が「揺さぶられっ子症候群」になりやすいと言われています。
注意が必要なのは、頭を前後に大きく強く揺すり続けること、赤ちゃんをキャッチボールするように高く高く投げたり、20、30分も体全体を揺さぶり続けることです。通常のあやし方は問題ないので安心してくださいね。
大人の私たちには、赤ちゃんが泣いている理由が分からないことは多々あります。
もしかしたら泣いている赤ちゃん自身でさえ何故泣いているのか、分からない事もあるかもしれません。それを無理にでも泣き止まさなければならない、と思えば思うほどママパパも苦しくなるので、無理にでも「泣き止まそう」としなくても大丈夫です。気持ちが落ち着いたら、赤ちゃんに関わってあげてくださいね。
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