【 性犯罪者が持っている『認知の歪み』6選 】を紹介します。
こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。
今日は、【 性犯罪者が持っている『認知の歪み』6選 】を紹介します。
私は、世の中から性犯罪をひとつでも減らすべく、性犯罪加害者のカウンセリングをしている心理カウンセラーです。 ※ 性犯罪は、被害者を守ることも大切ですが、加害者を出さないための対策も必要です。
性犯罪者、特に再犯する性犯罪加害者には、顕著な認知の歪みが見られます。
では、早速、彼ら(彼女であることもある)の認知の歪みをご紹介していきましょう。
1.自分が被害者だと思い込んでいる。
彼らは、「短いスカートを履いている女が悪い」「短いスカートを売っている店が悪い」「短いスカートを作っている工場が悪い」など、さも自分が被害者であるようなことを思っていたりします。「俺は、女の誘いに、まんまと乗せられた、可哀そうな被害者なんだ」と真顔で言うクライアントも少なくありません。
2.相手のせいにする傾向が強い。
彼らは、「相手が目でサインを送ってきた」「あっちから触って来た」「向こうが俺を誘った」「もたれかかってきたので、僕はそれに応じただけ」「嫌ならよければよかったのに…」などと言うことが少なくないです。
3.共感力が欠如している。
彼らは、「被害者は、そんなに嫌がってなかったです」「ちょっと触れただけなのに、何がそんなに怖いの?」などと言うことが少なくないです。← こういう、共感力が欠如しているクライアントは、私のカウンセリングを無断キャンセルしたりドタキャンすることが多いです。彼らは、そのようなことをしたら、カウンセラーが困るだろう…ということが想像できないのです。
4.道徳観がなく、決まりを守ろうという気持ちが希薄。
彼らは、「バレなければいいんじゃない?」「捕まらなければ、何してもいいんじゃない?」「こんなの誰でもやってるよ。大して悪いこととは言えないよ」などと思っていることが多いです。
5.度が過ぎた楽観主義。
彼は、度が好きが楽観主義者であることも多く、「相手は僕のことが好きに決まっている」「相手もきっと喜んでいるだろう」「2度と捕まることはないだろう」などと考えていたりします。
6.所有欲や支配欲が強い。
彼らは、「女は、俺の性欲のはけぐち」「女は道具」「女はモノ」「女の仕事は、男の性欲を満たすこと」「女は男には逆らってはいけない」とか「俺を怒らせるようなことをしたお前が悪い」などと言ったり考えたりしていることが少なくないです。
※ 上記の例は、ほとんど男性目線で書きましたが、実際は、数は少ないですが、女性の性犯罪加害者もいます。
性犯罪を起こさないためには、上記で紹介した、歪んだ認知を正しいものにする必要があります。じゃないと彼らは、性犯罪を起こす可能性が限りなく大きくなります。このあたりは、本当に気をつけたいところです。
私(竹内成彦)は、どの犯罪もそうですが、特に性犯罪は、人として、やってはいけないことだと強く思っています。そんな私ですが、カウンセリング中は、性犯罪加害者の心に寄り添い、もう2度とおろかな犯罪に手を染めることのないよう、懸命に援助を試みています。
お願いです。性犯罪を起こしてしまった人は、「もう2度と、性犯罪をしない自信がある」等という根拠のない自信を持つのではなく、積極的に定期的に、継続してカウンセリングを受けて下さい。
※ 性犯罪加害者のカウンセリングが難しいのは、彼らが途中で無断キャンセルやドタキャンをし、そのまま来なくなってしまうことが多いからです。
私のカウンセリングルームは、回数券を売っていないのですが、性犯罪の加害者を見るたびに私は、「彼らには、最初に、回数券を買ってもらおうか」なんてことを本気で考えます。
あなたも性犯罪を含めた性依存でお困りなら、迷っていないで、今スグ、専門家にご相談ください。
性依存を治すカギは、環境を整え、心を整え、脳を整えることです。
今日の記事は、主に、心(認知)を整えることの大切さについて書きました。
※ 心を整える方法については、上記の他に、まだたくさんございます。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。