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創業20年で国内外約50店舗を誇る豚骨ラーメン界の雄〈一幸舎の創業者が手掛けた漆黒の博多中華そば〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

2004年の創業で今年20周年を迎えた、国内外に約50店舗を擁する元祖泡系の豚骨ラーメン店「博多一幸舎」。その一幸舎の創業者がプロデュースし、2023年の9月にオープンして、まもなく9ヵ月になる新しいラーメンブランド〈博多中華そば 幸ノ助(こうのすけ)〉へ、今回訪問してみた。「博多一幸舎」傘下の別会社で運営されているこの店舗は、豚骨ラーメンの本場「福岡」という場所で「博多中華そば」という新たなジャンルに挑んでいる。

最寄りの駅はJR博多駅。その博多口から、徒歩で10分弱という立地。また、昨年(2023年)の春に新設された、地下鉄七隈線の「櫛田神社前駅」からも同じくらいの距離にあり、以前は「大名ちんちん(現:博多ちんちん)」や「幸ちゃんラーメン博多本店」があった場所(※幸ちゃんラーメン博多本店はすぐそばに移転オープン済)。近隣にはオフィスや学校、マンションなどが多く混在する地域。その地元の方々はもちろんのこと、観光や出張で訪れた方にも「博多中華そば」という、地元博多の新たなラーメンの提案を楽しんでいただきたいという願いから開店したお店。

福岡発の素材にこだわった一杯

インパクトある真っ黒なスープ。その「醤油タレ」には、地元福岡で創業120年を超える老舗の醤油蔵元「ヤマタカ醤油」で作られた「熟成醗酵醤油」を使用。さらに店内でも独自の熟成方法をもちい、じっくりと時間をかけて旨みを増し完成させた逸品。ベースのスープは、豚と鶏ガラでとったあっさりとしながらも、旨みたっぷりな逸品。そのスープに「醤油タレ」を合わせることで、深みのある芳醇な味わいに昇華させ、旨みをしっかりと感じながらも、後味はスッキリとした絶品のスープに仕上がっている。

合わせる麺は、福岡で不動の人気を誇る製麺所「製麺屋慶史」謹製の中太ストレート麺。濃厚な醤油の味にも負けない旨みで、しっかりと馴染み、モチモチとした食感も楽しめる。

お昼から夜までの通し営業で定休日なし

この日は、ランチ難民になりかけたけど、ふと思い立ち久しぶりの訪問。お昼11時から夜遅くまでの通し営業。しかも現在は定休日を設けていないので、いつでも立ち寄れる安心感が〈博多中華そば 幸ノ助〉にはある。そして、お昼遅めな時間だったにもかかわらず、店内はまだ先客で賑わっていた。まず券売機での選択は、上段から二段目の「中華そば(卵黄のせ)」を選択し、奥の空いているカウンター席の中央あたりに着席した。

待つことしばし。配膳された一杯は、福岡ではあまり見かけない醤油感強めな「漆黒」に輝く(濃い色味の)スープが印象的。そのスープを覆う肉感たっぷりのチャーシューは、味わいもスープにピタリとハマる美味しさで、薄目にカットされていて、とても食べやすくもなっている。

さらにその上に乗っかるネギも福岡県産品を使用。卵黄はレンゲに乗せつつ麺を絡めていただくと、マイルドな味わいに変化するので、それもまた楽しみの一つ。あと、この日はいただかなかったけど、こだわりの醤油タレを使用した、真っ黒な見た目の「焼めし」も秀逸で人気の一品なので機会があれば併せてお楽しみください。

独自の「学生応援セット」というメニュー

近隣には専門学校が多く、必然的に学生の利用者も多く存在しているエリア。しかも博多駅を中心とした大型商業施設なども多く、学生が集まりやすい場所でもある。そこで平日のランチや学校帰り、休日のお出かけの際にも利用可能な、学生生活を食を通じて応援する「学生応援セット(中華そば+ごはん)」を通常価格950円を→学生証の提示で「750円」になるサービスを終日提供しているので、学生さんは、ぜひこの機会にご利用されていみてはいかがでしょうか?

5月15日にも同プロデュースの新店が開業

2024年5月15日にも、博多一幸舎の創業者がプロデュースする〈博多中華そば 幸ノ助〉をベースとした新店舗博多中華そば 和ノ助が、福岡県福岡市東区香住ヶ丘の旧3号線沿いの「JR九産大前駅」近くに開業したばかり。近くにお越しの際はぜひコチラの店舗へもお立ち寄りください。

博多中華そば 幸ノ助

住所  :福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目18-1[地図
営業時間:11時00分~22時30分(月〜土)
    :11時00分~21時00分(日曜日)
定休日 :なし
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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