決定!「阪神タイガースジュニア2021」、16人のちびっこ虎戦士たち
■NPB12球団ジュニアトーナメント
今年も12月末に開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント」。阪神タイガースジュニアもセレクションを経て、16人のメンバーが決定した。
(「NPB12球団ジュニアトーナメント」について)
では、難関を勝ち抜いた16選手を紹介しよう。
すでに何度も一緒に練習や試合をし、打ち解けてきたメンバーたち。インタビュー前も和気あいあいとしており、「憧れの選手、ベーブ・ルースにしよっかな」「じゃあ、オレはウサイン・ボルト」「オレはニッチローにする」「じゃあ、なかやまきんに君にしよう」などと冗談を重ねてくる仲のよさだ。
メンバーたちには背番号、名前、所属チームと下記の項目に答えてもらった。
1.タイガースジュニアに応募しようと思った動機
2.この背番号を選んだわけ
3.セールスポイント
4.憧れのプロ野球選手とその理由
5.タイガースジュニアでの目標
#0 川口 壱茶(かわぐち いっさ) *大庄キング
1.自分のレベルがどれくらいか知りたかったのでチャレンジした。
2.どこでもこなせる器用な選手が着けているイメージがあるから。
3.足の速さ(50m7秒4)、球ぎわのプレー、それと野球が好きなこと。
4.源田壮亮選手(埼玉西武ライオンズ)。
判断力とプレーの正確性が高いところ。
5.試合に出て貢献する。
ボールが飛んできたら任せられるように、選手やコーチから安心感を持たれることをしたい。
#1 永井 仁之丞(ながい じんのすけ) *川西フェニックス
1.自分の実力を試したかった。レベルの高いことや、いい経験ができると思った。
2.背が一番小さくて、声を一番出す!「一番」の「1」。
3.単打でつないでいけるところと、声も人よりいっぱい出すところ。
4.柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)。
かっこいいなぁと思う。
5.まだタイガースは優勝したことないと聞いたので、僕らの代で初優勝したい。
みんなが「コイツがいないとダメだ」と思えるような選手になって、チームに貢献したい。
#2 磯﨑 琉生(いそざき るい) *畷ウィングス
1.レベルの高いことに挑戦しようと思った。
2.尊敬しているお兄ちゃんが中学で「2」を着けているから。お兄ちゃんは一つ一つ声を出してチームを引っ張っているので、自分もそれを見習いたい。
3.声が出るところと、勝負強いところ。
4.イチローさん。
WBCでも勝負強かった。
5.声を出してチームを引っ張っていきたい。
バッティングでも活躍できるように頑張ります!
#3 中島 大誠(なかじま たいせい) *忠岡テットシリアス
1.お父さんに勧められて、自分の力を試したかった。
2.3年前のタイガースジュニアのメンバー、小森拓人くんが着けていた背番号。
憧れの先輩だから。
3.ピッチャーでのフィールディングと、守備で速い球を投げられること。
4.坂本勇人選手(読売ジャイアンツ)。
バッティングでは長打力があるし、守備もうまい。
5.タイガースジュニアは優勝したことないので、ヒットを打って活躍して、優勝に導ける選手になりたい。
#4 大西 奏輔(おおにし そうすけ) *布引ハンターズ
1.もっとすごい選手と戦ってみたかった。
2.上本博紀コーチのプレーを見ていて、あんなふうになりたいと思ったから。ゴロの捕り方とか、いろいろ。今年はジュニアのコーチだと知って、すごく嬉しかった。
3.つなぐバッティングと堅実な守備。手が届く範囲は全部捕る!
4.もちろん上本さん!ずっとテレビで観て応援していた。
5.レギュラーで出て日本一を獲りたい。
みんなに尊敬されるような活躍がしたい。
#5 山口 琉希(やまぐち りゅうき) *城陽スポーツ少年団
1.うまい人と一緒にやって、自分の力を試したかった。
2.サードを希望していたので。自分のチームではキャッチャーだけど、サードが好き。
3.長打力と肩の強さ。
4.岡本和真選手(読売ジャイアンツ)。
パワーがあって、ホームランがいっぱい打てる選手だから。
5.自分が打ってチームに貢献したい。
優勝がしたい!
#6 大西 蓮太郎(おおにし れんたろう) *田辺アルファー
1.将来の夢に一歩でも近づけると思ったから挑戦した。夢はもちろんプロ野球選手。
2.自分のチームでもこの背番号を背負って全国大会に行ったし、ショートが一番好きなポジションでかっこいいから。
3.勝負強いバッティング。全国大会でもホームランを打った。
4.上本博紀コーチと柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)。
甲子園に行ったとき、初めて買ってもらったグッズが上本選手のキーホルダーだった。かっこよかったので。
柳田選手はフルスイングしてホームラン打つところがかっこいい。
5.打ってレギュラーを勝ちとって、全員野球で必ず優勝したい!
#9 赤司 海斗(あかし かいと) *魚崎少年野球部
1.レベルの高いチームで野球がしたかった。
2.自分のチームはみんなで9人。その9人の思いを背負って、という意味。
(自チームではキャプテンなので「10」を着けている)
3.体は小っちゃいけど声が出ること。
4.北條史也選手(阪神タイガース)。
まずイケメン。そして泥臭いプレーでチームを救うところ。
5.チームが少しでもレベルアップするため、試合に出られなくてもランナーコーチで指示を出したりなど、チームに貢献する。
#10 多井 桔平(たい きっぺい) *豊中ペガサス
1.うまい人と、レベルの高いところでやりたかった。
2.カッコイイし、好きだから。
3.足には自信がある(50m7秒2)。練習試合からどんどん走りたい。
4.ロベルト・スアレス投手(阪神タイガース)。
球が速いし、抑えで点を取られない。すごくいいピッチャー。
5.ピッチャーでは絶対0点に抑える。
外野手では必ず1試合1本以上打ちたい。
足でも、塁に出たらヒットで三塁にいったり、隙を突いたり、いつも狙っている。
走攻守でチームに貢献する。
#18 石野 稜眞(いしの りょうま) *夙川ファイターズ
1.自分の実力を試したかった。
2.プロ野球のエースナンバーだから。
3.ピッチャーとして球の速さ。
速い球を投げるために、体全体を使うよう意識している。
4.山本由伸投手(オリックス・バファローズ)。
球が速くて三振をいっぱい取れるから。
5.まずレギュラーを獲って、大会で優勝すること。
ピッチャーで三振を取って活躍したい。三振は常に狙っている。
#22 筧 侑大(かけい ゆうだい) *橿原カープ
1.いい経験をしたかった。3年前に受けている子がいて、それを知っていたので。
2.キャッチャーのイメージが一番強いから。
3.キャッチャーとしてワンバウンドやフライに対する反応。
4.森友哉選手(埼玉西武ライオンズ)。
フルスイングバッターだし、すごいキャッチャーだから。
5.活躍して優勝できるように頑張りたい。
守備ではセカンド送球をしっかり、打撃では自分のヒットで打点を挙げる。
#23 有本 豪琉(ありもと たける) *飾磨野球クラブ
1.いろいろなすごい選手を見て、自分のレベルを上げるため。
2.タティスJr選手の背番号。
走攻守すべてそろっているから。
3.走塁のときの判断。
相手のクセなど意識して見ている。
4.タティスJr選手(MLB)。
メジャーの試合もテレビで観ていて、三遊間の球に飛びついて1つアウトにした場面が印象的だった。
5.活躍してチームが日本一になること。
守備、バッティング、どちらもピッチャーを助けたい。
#33 辻 琉成(つじ りゅうせい) *生野ロイヤルズ
1.プロ野球選手に一歩近づけるために、自分の実力を試そうと思った。
2.自分の家族が「3」という数字に縁があるから。家族全員がそうなので、一桁の「3」ではなく多めに「33」にした。
3.甘い球がきたら積極性のあるバッティングができること。
4.イチロー選手。
走攻守そろっていて、僕もそうなりたいから。
5.みんなに貢献できるようなプレーがしたい。
バッティングでランナーを還したり、ピッチングではバッターを抑えたりしたい。
#51 細川 凛人(ほそかわ りんと) *牟礼北ヤンガーズ
1.1コ上の先輩(2020メンバーの木下瑛二くん)がジュニアに入っていたので、自分も挑戦したかった。
2.野球塾のコーチが決めてくれた。たぶんイチロー選手の番号だからかな。
3.飛ばせるバッティング。
4.大谷翔平選手(MLB)。
バッティングで活躍しているから。テレビで試合も観ている。
5.レギュラーを獲る!!!
#56 井本 陽太(いもと ひなた) *宮セネタース
1.レベルの高いところでやったら楽しいかなと思った。
セレクションで「みんなすごい!こんな子たち見たことない!」と思った。
2.茂野吾郎(漫画「MAJOR」)の背番号。
当たっても飛ばないジャイロボールを投げてみたくて…練習したことはないけど。
3.声を出す。外野からも内野手を盛り上げていく。
求められたことを一発できっちりできる。
4.柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)。
しっかりフルスイングする。追い込まれてもフルスイングするところが好き。
5.しっかり一戦必勝で相手を倒していきたい。
出塁を上げてチームで活躍したい。
#99 木ノ下 湧万(きのした ゆうま) *浜甲タイガース
1.修人(兄=2018メンバーの木下修人くん)が大会で負けたから、自分の代で優勝しようと思った。
2.狩野恵輔さん(元阪神タイガース)の背番号。
狩野さんみたいなみんなに慕われる人になりたいから。
3.チャンスで打つバッティング。
4.片山雄哉選手(阪神タイガース)。
初めてファームの試合で観たキャッチャーで、記憶に残っている。
5.レギュラーを獲って優勝したい。
大会でホームランを打ちたい!
高いポテンシャルを持った16人のちびっこ虎戦士たち。白仁田寛和監督、岩本輝コーチ、上本博紀コーチ、柴田講平コーチらの指導のもと、悲願の初優勝を目指す。
(写真撮影は筆者)