2024-2025年越し 首都圏のJRは「終夜運転」実施されるも、地下鉄は実施なしで「要注意」
2024年も残すところあと1カ月余りとなった。JR東日本では、2024年12月31日大晦日から2025年1月1日元旦にかけて首都圏の7つの路線で終夜運転を行うことを発表している。対象となる路線は、山手線、京浜東北・根岸線、中央・総武線各駅停車、中央線快速電車、横須賀線、青梅線、総武本線・成田線となる。
JR東日本の首都圏の路線で終夜運転が行われることにより、首都圏の「大都市近郊区間」の特例を活用して、12月31日から1月1日にかけて北小金―馬橋間の1035.4kmを一筆書きルートで150円で乗車できることは筆者の記事(2024-2025年も首都圏でJRの終夜運転 150円で1000km超の「年越し大回り」はどうなる?)でも詳しく解説しており、年末年始には鉄道ファン注目のイベントとなっている。
しかしその一方で、東京都心部の地下鉄を運営する東京メトロと東京都交通局では、この年末年始も終夜運転は行われないようだ。東京メトロと東京都交通局は2024年11月29日に、年末年始の運行について発表を行ったが、今年度も東京メトロと東京都営地下鉄の全路線、さらに東京都交通局が運営する日暮里・舎人ライナーと東京さくらトラム(都電荒川線)についても終夜運転は行われず、終電の繰り下げなども行われない。
コロナ前の2019年度までは、地下鉄でも大晦日深夜の終夜運転が実施されていたが、コロナ禍となった2020年度は終夜運転を取りやめた。2021年度には東京メトロと都営地下鉄の一部の路線で終夜運転が実施されたが、2022年度以降は終夜運転を取りやめている。この年末年始の東京都心部では、JRは終夜運転を実施しているものの、地下鉄各線では終夜運転が行われていないことからお出かけの際には注意が必要だ。
(了)