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【名古屋市緑区】初夏に歩きたい名古屋の緑地・ハイキングコース|竹林が美しい旧名園「細根山緑地」

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

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桜の見頃が終わると、4月中旬から梅雨の前まで、一年で一番清々しい初夏の季節を迎えます。

毎年この時期にはお花見を楽しんでいる方も多いと思いますが、筆者が密かに楽しみにしているのは、初夏のハイキングです。名古屋市内には、手軽に自然に触れられる緑地や公園が点在しており、ふと歩くだけで癒されることができます。

今回は筆者の地元である天白区を中心として、初夏に歩きたい名古屋の緑地・ハイキングコースを連載形式でお届けします。

今回第4弾としてご紹介したいのは、日本遺産にも登録された有松の町並みからほど近い場所にある「細根山緑地」。かつて地元の豪商下里(しもさと)家の別荘だった場所で、かの有名な松尾芭蕉も訪れた名園が存在しました。

建物は残っていませんが、その庭園の名残が根付いており、気持ちの良いハイキングを楽しむことができます。1周は約10〜15分と、とても手頃なのが魅力です

風情ある竹林と、そこに設けられた見事な竹垣が特徴です。遊歩道もよく整備されているので、体力が心配な方でも安心して歩けるでしょう。

筆者が訪れたときには濃い新緑の中に、椿の花が可愛らしく咲いていました。気温も少しずつ暖かくなり、少し早い初夏の訪れを感じさせます。

ザァザァという竹の葉がすれの音や、竹林にこだまする野鳥の声も心地よいBGM。少しひんやりとしており、かつて避暑地だった趣も残していますよ。

緑地の一角には、中央だけ竹林がなく、一本の木が立っている空間があります。青空も垣間見え、なんだか絵画の中の一風景にいるような、個人的に大好きなポイントです。

そうして見えてきたのが「妙音池」です。先ほど、名園が整備されていたとお伝えした「細根山緑地」。江戸時代中期には、特に景観の優れた場所が細根十四景として命名されました。

妙音池もその一つに選ばれており、名古屋市内でヒメボタルが生息する貴重な場所です。日陰が作る景色変化を楽しみつつ、爽やかに散策できます。

緑に包まれるハイキングを楽しんだら、入口近くへと戻ってきました。

広場の一角には、細根十四景のひとつ「湛然(たんねん)堂址」。伊勢湾台風で倒壊し、今は石段や礎石しか残っていませんが、細根山の信仰を物語る場所です。

名古屋の住宅街の一角にありながら、まるで京都の嵯峨・嵐山へとワープしたかのような風光明媚な「細根山緑地」。ぜひ天気の良い日に訪れてみてください。

<細根山緑地>
住所:愛知県名古屋市緑区鳴海町細根84-4-31
アクセス:有松駅から徒歩約12分

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愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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