次の週末は冬の大嵐再来か?今季11度目の強烈寒波の襲来も
次の週末は”爆弾低気圧”のおそれ
この冬は強烈な寒波が幾度となく襲来し、この2月も東日本や西日本を中心に顕著な低温傾向となっていましたが、ようやく寒波は終わり、春めく形となり、気温も上昇傾向となっています。
ところが3月に月が替わった直後の次の週末の様相が少し変わってきました。
上図のように、5日(土)から6日(日)にかけて、日本付近を低気圧が発達しながら通過する予想で、この低気圧がいわゆる爆弾低気圧と呼ばれるような急発達をする計算がかなり多くなってきているのです。
特に6日(日)は、この低気圧が北海道の近くで、950hPa程度の猛烈な発達を予想する計算も多々あり、今後の最新情報に十分な注意を要する状況です。
1週間前の冬の大嵐に酷似か
ちょうど1週間前の2月20日(日)から21日(月)にかけて、日本付近を”爆弾低気圧”が通過し、この低気圧は950hPa台まで猛烈に発達したため、北海道を中心に猛吹雪や大雪に見舞われ、交通機関などに多大な影響が生じました。
最新の計算では、まさにこの時と同じような低気圧の発達を予想しているものも多く、上空にも強烈な寒気が流れ込んでくることから、この時と同じような気象現象、冬の大嵐に見舞われる懸念があります。
今季11度目の強烈寒波の襲来も
また強烈な寒波も南下する予想です。
この冬は東日本や西日本にとっての強烈な寒波、上空1500メートル付近で-9度以下の寒気がこれまでに10度も襲来しました。(筆者調べ)
もうここまでの寒波はない予想ともなっていましたが、最新の計算では、低気圧が急発達する次の週末は、低気圧の後面からかなり強い寒気が南下し、6日(日)には、-9度以下の寒気が西日本から東日本にも南下してくる見通しです。
予想通りならば、まさに今季11度目の強烈な寒波の襲来となり、この寒波は強弱を付けながら9日(水)頃まで、比較的長い時間、居座る予想となっています。
上述した”爆弾低気圧”や強烈寒波の予想はまだ1週間先ですから、もちろん今後も変わる可能性はありますが、気象条件が悪化すれば、低気圧が猛烈に発達し、猛吹雪や大雪に見舞われ、しかも11度目の強烈寒波襲来で、強い寒の戻りにも見舞われるおそれがあるため、今後の最新情報に十分注意願いたいと思います。