【大賞評価ポイント】
すかいらーく創業者会長に単独インタビューを試みた本記事、地域クリエイターでもジャーナリズムを発揮できることを体現しており、時事性と地域性がふんだんに盛り込まれた1本となっています。大手外食チェーン本部への許可取りなど、苦労した点は少なくなかったのではないでしょうか？　取材へ果敢に挑む勇気と希望をもらえるような記事でした。
【受賞コメント】
高倉町珈琲の関西初出店は、店舗建設時から地元で大きな話題でした。なぜ河内長野を選んだのか、どんな店なのかとても気になり同社広報に取材をお願いしたところ、会長への直撃取材が実現。すかいらーく時代からの理想の出店立地であることだけでなくお元気の秘訣など面白いお話を伺うことができ、感激しました。開業日にどんな店なのかを具体的にご紹介できたことは反響も大きかったので、とても感謝しています。

【評価ポイント】
地域クリエイターは、地域とのつながりを広げ深めるためにもファン作りが大切です。そこで、記事投稿100本目を切り口として地元のパン屋に掛け合い、自身の名前とアイコンを模したオリジナルパンを作る企画を敢行。日頃からこの店舗と関係値を築いていなければ実現できないはずです。自分でネタを生み出せる、いい参考例となったのではないでしょうか。
【受賞コメント】
記事100本目の節目として、地域の皆さんへ感謝を表すため、自分自身を鼓舞するため、記事のアイコンをモチーフにした「千姫パン」を作る企画を立てました。定期的に通うベーカリーに協力を依頼し、打ち合わせを重ね、期間限定販売へ。午前中で売り切れる日も多く、思いが伝わったと感じています。オーナーには最終日に「よいコラボになった。寂しささえ覚える」と言っていただけました。今後も地域とのご縁を大切にしたいです。

【評価ポイント】
肉やギョーザ、スイーツなど最近全国に広がる無人販売店。本来スタッフが誰もいないはずの店舗で、事前にアポを取ってオーナーにまで取材した記事は珍しく、販売所開設の経緯や商品へのこだわりなどを聞ける盛りだくさんの1本です。同類店舗の取材を検討中のクリエイターに、ぜひお手本にしてほしい構成でした。
【受賞コメント】
「無人ホルモン直売所」の開店が気になり、深く知りたいと思ったことが取材の動機です。事前に日程を調整し、オーナーさんに取材をお願いしました。中の人の熱意、利用者の立場に立ったサービスに触れ、無人販売の想いを伝えたく記事にしました。公開後、来店者増加の嬉しい報告をいただきました。MVAの受賞を励みに、今後も価値ある情報を発信していきます。オーナーの髙井さんのご協力に心から感謝申し上げます。

【評価ポイント】
現在ではほぼ見かけることがなくなった駄菓子屋。そんな中、50年ぶりに営業再開にこぎつけた井上社長と、念願かなった店長の熱い駄菓子愛が伝わってくる内容でした。これまでの苦労や開店間もないゆえの工夫をしっかり取材し、今後の企画が楽しみになった読者がいるのではないでしょうか？　多用されている写真から、まるで店舗にいるような楽しい気分になって読み進められる構成でした。
【受賞コメント】
MVAに選出していただきありがとうございます。シャッター街となりつつある商店街。駄菓子屋さんが50年ぶりに再オープンしたばかりということで、地域の人に知っていただきたいと思いました。一番伝えたかったことは社長と店長の駄菓子愛。記事公開後、ひさや商店さまからはお店のSNSのフォロワーが増えたり、記事を見て来店された方もあったという嬉しいお声をいただきました。ひさや商店さまには心から感謝申し上げます。

【評価ポイント】
J1初昇格で絶好調のプロサッカークラブ「町田ゼルビア」。当然ニュースで取り上げられることも多いネタですが、一方でスタジアムへのアクセスの悪さも話題です。そこで、単なる散歩日記ではなくニュース性・話題性に着目し独自視点でその道程をつづった力作です。写真内には、行先が分かりやすいようテロップや矢印を挿入する親切さも丁寧。地元サポーターがスタジアムへの応援への行き帰り、ちょっとしたハイキングを兼ねて歩いてみるのも楽しそうと思わせる記事でした。
【受賞コメント】
町田市のサッカーチーム「FC町田ゼルビア」がJ1へ昇格し初試合があった日、地元では盛り上がりを見せると同時にホームグラウンドの立地から帰宅困難というハッシュタグが立ちました。公式サイトにあるセルフ男気コースを実際に歩いてみて少しでも不安が減ることを願い記事にしました。MVA受賞大変嬉しいです。この機に応援する人がさらに増えることを期待します。町田市担当としてこれからもFC町田ゼルビアを応援します。

【評価ポイント】
「整体と駄菓子屋とポテト屋の関係」？　興味深いタイトルを提示し、あまり関連性が無さそうなこれらについて記事内で掘り下げて解説しています。院長が整体院を立ち上げた経緯、院長が描く今後のビジョンを盛り込むのに加え、昨今問われている「知らない人とは話してはいけない」という考え方への危機感にも迫っていて、人間関係・地域との関わりを考えさせられる内容でした。
【受賞コメント】
院長のお人柄と考え方に感銘を受け、心の動くままその日のうちに記事を書き上げました。昔ながらの小さな商店街に移転開業してからわずか1ヶ月にも関わらず、皆に愛されすっかり溶け込んでいる院長の人間的魅力を紹介する内容になったと思います。記事掲載時には「あの短時間で僕の言いたいことが全て伝わって嬉しい」という感想をいただきました。このたびは選出いただきありがとうございました。

【評価ポイント】
「子どもも集う焼鳥屋？」と意外性のある興味深いタイトルに興味をそそられます。読み進めると、お父さんの遺品の中から見つけたタレのレシピをきっかけに、娘さんが焼き鳥屋を開いたエピソードが心に響きます。来店客の様子を伝える箇所では、行列を正面から撮ってボカシ加工を施す写真を利用するケースが良く見られ、様子が伝わりにくいことが多いですが、本記事では後ろ姿を写す工夫をしており臨場感がより鮮明に伝わってきます。
【受賞コメント】
ラムネ1本でも焼鳥一本でも、気兼ねなく長居できる焼鳥屋さん。焼鳥を焼きながら子供達やお年寄りの話を笑顔で聞いている店主さん。そしておいしい焼鳥。人との繋がりが希薄なこの時代に、こんな温かいお店があることを、そしてお父さんのレシピ帳を見て開業に至った店主さんの思いも伝えたくて記事にしました。これからも微力ではありますが、地域の中で熱い思いを持ち頑張っている人々を、発信・ご紹介していきたいです。

【評価ポイント】
居酒屋なのにお子様御膳？　一見つながりが無さそうですが、その経緯を記事にしっかり盛り込んでいます。どれもきれいな写真は絵力抜群。大人は注文できないお子様御膳の写真は店舗からの提供で補うなど、構成を工夫しています。
【受賞コメント】
オープン当時から楽しみにしていた居酒屋のランチ。写真映えする豪華なおにぎり定食が目当てでしたが、母でもある私が興味を持ったお子様御膳についても取材させていただきました。取材先からは、「記事公開後にお子様連れのお客様が増えてきている」と伺いました。今回の受賞が、ご家族で木更津を訪れるきっかけになったら嬉しいです！ この度はありがとうございました。