【唐津市】大人買いしたい!50年ぶりに中町に駄菓子屋が帰ってきた!〈大人のだがし屋さん ひさや商店〉
唐津市の中町商店街。
2024年3月1日に駄菓子屋さんがオープンしました!「大人のだがし屋さん ひさや商店」さんです。
なつかしい駄菓子やおもちゃがずらり!
チョコにラムネにグミ、ゼリー。税込10円、30円、40円などのコーナーもありおこづかいを持って買いに来る子供たちは計算しながら買い物できますね。
金平糖、都こんぶ、カルパス、スルメ、ようかんなどの昔からあるお菓子、季節のお菓子、九州の名産お菓子、定番お菓子もあります。
取材中も、ふらりとお店を訪れ「あら、こんなところに駄菓子屋さんが」「孫に買っていこう」とお菓子を選ばれている地域の方の姿が。
「大人のだがし屋さん ひさや商店」さんは唐津市呉服町の「からつだがし屋さん」の姉妹店。唐津市鏡で菓子の卸問屋をしている有限会社井上商事さんが経営されています。
井上商事の代表・井上誠二さんにお話を伺うことができました。
お父さんに「かっぱえびせんの箱に入って生まれてきた」と言われるほど、幼い時からどっぷりとお菓子の世界につかってきた井上さん。井上さんの歴史はお菓子とともにあります。
創業は昭和23年。中町のこの地で、お父さんが「ひさや商店(おかし店)」を開業されたのが始まりです。そして昭和49年に閉店。小売りをやめて菓子卸問屋として有限会社井上商事を長らく経営されてきました。井上さんは高校を出て東京で丁稚奉公しながら菓子問屋で修行後、二代目として跡を継がれました。平成10年に唐津市京町にて「からつだがし屋さん」をオープン。開業当初から井上さんのお母さんが店番を担われていましたが、再開発事業で立ち退きの為、やむなく閉店。しかし、駄菓子への熱い思いが再燃。その後、呉服町商店街の空き店舗にて「からつだがし屋さん」を開店されました。
そして今回、50年ぶりに創業地でもある中町(閉店された古賀青果店跡地)に姉妹店「大人のだがし屋さん ひさや商店」をオープンされました。
こちらの店舗を切り盛りしているのは、店長・あけみさん。駄菓子が大好きなあけみさん。前職の職場で駄菓子を取り扱っていた縁で井上商事さんのことを知り、井上さんに駄菓子愛を訴え続け、こちらの店長を任されることになったそう。
外の看板の屋号は井上さんの奥様が書かれたものだそうです。
店内のペコちゃんやリョーユーパンの什器もレトロでとてもいい感じ!全て、井上商事さんの倉庫にあったもので昔のお店で使われていたもの。また、棚などは社長の手作りだそうですよ。
こちらの唐津くんちのミニ采配も井上さんの手作り!
オリジナルの唐津くんちのイラストがプリントされたクッキーや曳山土鈴、曳山や唐ワンくんのオリジナルパッケージのお菓子もあり、唐津土産にもぴったりです。
オープンしたばかりの為、店内の装飾なども店長のあけみさんが色々と工夫中。「駄菓子年表」「駄菓子の鉢盛」「駄菓子のあみだくじ」など、商品についてもいろんなアイデアが沸いていて、やりたいことがたくさんあるそう。自由な発想で、井上社長とあけみさんが一緒にお店を創り上げている真っ最中です。おふたりから次々に出てくるアイデアを聞かせていただきましたが、来店してからのお楽しみにしてくださいね♪
店内に飾られている中町の2番曳山・青獅子の写真。右上に乗っていらっしゃるのが、若かりし頃の井上社長だそうです。今年は青獅子の生誕200年!ひさや商店さんで記念企画も考案中とのことですよ。
週に一回は新しいものを企画して置いたり、自分たちでなんでも手作りで工夫されていて、訪れた大人が懐かしく楽しい気持ちになってもらえるような、「60代が元気になるだがし屋」にしようと考えているそう。もちろん子供達の来店も大歓迎です!誰もが元気になれるだがし屋さんです。
とても仲良しで駄菓子に情熱を持つお二人。
井上社長は、多趣味で、小学校の放課後児童クラブで手品を披露したり、今春のNHKののど自慢大会にも応募予定だそう。すごいですね!応援しています!
とても素敵なお二人と、素敵なお店に出会えて、ほっこり幸せな気分になりました。
お店や商品の情報などはInstagramをチェック!
ぜひ中町にお越しの際は大人のだがし屋さん ひさや商店さんに寄ってみてくださいね。元気をもらえること間違いなしです!
●店舗情報●
大人のだがしやさん ひさや商店
Instagramはこちら
住所:唐津市中町1836-1
営業時間 平日10:00〜16:00
問合せ先:09089183906(井上さん)